△8四 黙祷
纐纈家の塀に背を預けて、僕たちは夜空を眺めていた。
パトカーはまだ来ない。
バルトシュさんが近くの自販機で飲み物を奢ってくれたので、僕の手にはポカリがある。こっそりと盗み見たのだが、高槻さんだけは無言で150円を渡し、バルトシュさんも黙ってそれを受け取っていた。発生した事件が大きすぎたがために喧嘩していたことが霞んでしまい、二人とも改めて日常に回帰する距離感を測りかねている様子だった。
スマホを見ると着信とメッセージの通知で画面が埋まっていた。全て黒木さんからだ。メッセージを開くと、時間の経過に比例して乱暴な文章になっている。
考えてみればタクシーに乗って別れて以降、一切連絡していない。他の先輩たちも同じのはずだ。スマホの回収時点で一報を入れれば良かったのだが、あの時、僕たちにその余裕はなかった。隣を見ると熊田さんも同じように宝さんから怒りの着信履歴が残っていたらしく苦い顔をしていた。
「熊田さん、大丈夫でしたか。腕とか、刺されたりは」
「無事だよ。ほとんど抵抗もされなかったから」
熊田さんは手の握りを確かめるように指を動かした。
「お前よく行ったよな。流石、半分剣道部なだけはある」
「クマのおかげで皆が助かったのかもね」
「あの状況で剣道も何もないでしょう」
三年生二人の冷やかしを熊田さんは笑って受け流した。
「廊下みたいな狭い場所で、包丁を持って突進されたらそれこそ終わりっすから。先にこっちから抑えに行けば、せいぜいその場で振り回すぐらいだから。刺されるのだけ気を付けて、あとは腹をくくるだけです」
学生服の上から包丁で斬りつけられるより、防具のない箇所に逆胴をくらうほうが遥かに痛いと熊田さんは力説した。剣道の経験はないので実感は湧かない。しかし、そうであっても普通やろうと思わないだろう。
「ありがとうございました」
僕は改めて礼を言った。
「なんだよ矢吹まで。いいよ、俺なりに責任を果たしただけだ」熊田さんは照れくさそうに顔をしかめた。「それより色々と分からない事ばかりなんで教えてくれ。洗濯機の下に落ちていたのが将棋の駒、裏向きの金将だって理屈はまぁ、分からないでもない。血が付いていたかも、というのは想像だとお前は言っていたが、それでも、そこからどうやって焼死体の事件や纐纈先生のお父さんが死んでいた事に繋がるのかが俺には全く理解できん」
「なんだ熊田、分からないのかよ」
「高槻さんは分かるんすか」
「それはまぁあれだ、俺の口からは何ともいえん。おい矢吹、こいつに教えてやれ」
「私からも頼むよ」
無遠慮な三年生の命令に従って、僕はあらためて自分の頭の中を整理した。どこから話せばいいのか。組み立てた推論は確かに存在するが、いざ順序立てて説明しろと言われると、どこから手を付ければよいのか分からない。無我夢中で造りあげた推論は、終盤のジェンガのような危うさで立っている。
「そうですね、裏向きの金将だと、あの場で言いましたっけ」
「ああ、そこまでだ」
「可能性としては、王将でもありえました。ですが、根本的に将棋の駒が一枚だけ落ちている事自体が、そもそもありえないわけです。そこからスタートして考えました」
将棋は四十枚一組で遊ぶゲームだ。一枚でも足りなければ遊べない。基本的に予備の駒はなく、あっても歩兵が余り歩として一枚あるのみ。だから誰だって駒が足りなければ必死で探す。
「どうして水回りで、という疑問もありますが、先に考えたのはどうして落とした時に拾われなかったか、です。ハンナさんが洗面所を使った時は、服に付いたコーラを洗い流すためでした。必然、俯いて作業する形になります。視線が下にあって偶然見つけた。逆に言えば、その程度で見つけられる場所にあったと言えます」
「言われてみると謎だな。たまたま盲点だったとか?」
「勿論それもあるでしょう。その盲点説を補強する要因として、駒箱を全部ぶちまけた場合が考えられます。あちこちに駒が飛び散ってしまい、一枚見逃した。この時、王将なら二枚で拾っている最中足りないことに気付きやすい一方、金将は四枚ですから、王将よりは倍見落としやすい。サイズ的にも一回り小さいので、ほんの僅かですけど見つけにくいし、隙間に入り込みやすい」
「まぁ、一枚だけ落とすよりはありえるか」
「そうなると、駒箱をぶちまけた理由を考えなければいけなくなります。場所は洗面所の近くから廊下までの範囲でしょう。でも、一般的に将棋は洗面所や廊下では指さない。加えて、先生は自分で将棋をやらないと言っていたし、説明では将棋仙人は既に病気で将棋ができない身体でした。あの家の中で将棋を指す人間はいないんです」
落とすなら普通は居間や自室だ。先生が駒箱だけを持ち歩く理由はどれだけ考えても思いつかなかった。
「それでも、駒箱はぶちまけられた。そこで何かがあったわけです。この前提を踏まえてハンナさんが誘拐されたことを考えると、ハンナさんが見たのはただの将棋駒ではなく、犯人が不安を抱く事情があった。だから、裏に血が付いていたのではないかと疑ったんです。勿論、これは僕たちが『納得しやすい』理由付けであって、納得する必要はどこにもない。否定されなかったので、当たっていたようですが――」
本当にそうだったのか、と僕は自問した。イエスと言われたわけではない。纐纈先生はパトカーの中にいて、確かめる方法もない。対峙した時点で、纐纈先生は正常ではなかった。血が付いていなくとも、肥大化した不安から常人に理解不能な凶行に至ったとしてもおかしくはない。
指摘はしなかったが、ハンナさんが家の中に入った事も一因だったろう。老人が生きている形跡、生活感が見当たらない。無論、そんな微細な兆候など疑ってかからない限り感じ取れるものではないが、彼女が洗面所にいる間、家の中はとても静かだったはずだ。まるで誰もいないかのように。
「つまり、血が付いた将棋駒が飛び散るような事が起きたんですね」
ハンナさんがぽつりと言った。紅茶のペットボトルを両手に抱えて、バルトシュさんに寄り添っている。
「そう。あの場で茂木さんが殺されたんだと思う。最低でも血が出るような物騒なやりとりがあった。そして、その時に駒が洗濯機の下の隙間に入り込んだんだ。茂木さんが抵抗した際に投げたのか、纐纈先生が激昂して投げつけたのかは分からない。でも、そうなるとその場では飛び散った将棋駒より優先して片付けなければならないモノが沢山あった事になる」
血液、汗、髪の毛、そして恐らくは死体。僕が家に入った時、廊下にも洗面所付近にも事件の形跡はなかった。当然だ。仮に廊下側だった場合、誰かが扉を開けた瞬間に血だまりが見つかってしまう。最優先で掃除をしただろう。少なくともハンナさんを入れる程度には安心していたはず。矛盾しているようだが、知らない人間が見ても気付かないかどうか確認したい欲求があったのかもしれない。
「駒を持ち出したのは茂木さんかもな。物によっては高いだろ。御蔵島の黄楊なら三十万ぐらいするのもあるし」
高槻さんが言った。
「纐纈先生は将棋をしないから、そうかもしれません。いずれにせよ、纐纈先生と茂木さんは駒の持ち主であろう将棋仙人そっちのけで、将棋駒をぶちまけるようなトラブルになったわけです」
「でも、それだけで将棋仙人とかいう先生の父親が死んでいるとは分からないだろ」
「はい、ここまで将棋仙人の生死は不確定です。もしかしたら、寝たきりになった昔の仲間と将棋をするために、茂木さんが家を訪れたのかもしれない。でも、先生の言った通り将棋仙人はもう将棋ができなかった。だから茂木さんが高級な将棋駒を強引に持っていこうとした、という展開も考えました。ですが駒も盤も処分されていたなら、持っていくものが存在しない」
「纐纈先生は、どうしてそんな嘘を?」
熊田さんが身を乗り出す。その疑問に答えようとして僕がちらりと高槻さんを見た瞬間、高槻さんが口を開いた。
「俺たちを遠ざけるため、か」
「ええ、多分高槻さんを遠ざけるために」
複数形を単数に修正して僕は言った。纐纈家を訪れた僕たちは手ぶらだった。あの場で高槻さんを追い返す最も効果的な方法は、将棋仙人とは将棋ができないという事実を突きつけることだ。いくら高槻さんでも、寝たきりの老人に目隠し将棋を強要はしない。
「でも、将棋仙人が死んだとはならないだろ。自分の親父と高槻さんが意気投合したら面倒だからそう教えたのかも」
「その通りです。将棋仙人がまだ元気なのか、寝たきりなのか、死んでいるのか。確固とした証拠はありませんでした。判明していた事実は、将棋仙人が三年前を境に道徳公園から姿を消したことぐらいです。毎日公園のベンチで将棋をして、仲間に熱心な指導までしていた老人ですよ。今更将棋に飽きるには全身漬かりすぎている」
「なら矢吹が今言ったようにお見舞いで訪問してトラブルになったのかも」
「そうです、寝たきりか死亡かは分からない。ただ、どちらの場合であっても、茂木さんは纐纈家を訪れている。道徳公園の仲間内、古参の池さんでも知らなかった将棋仙人の自宅を知っていて、他の仲間に教えることなく家を訪れた」
「まぁ、そうなるか。ただそれは茂木さんが纐纈先生の家で殺された前提で成立する話だろ」
「はい。僕の推理は、その全てがハンナさんを誘拐した犯人が道徳公園で茂木さんの死体を燃やした犯人と同一人物という前提から逆算したものです。それが最悪の可能性だったし、あの状況でそう考えるだけの理由もありました」
僕たちの前を車が走り抜けていった。パトカーではないようだ。車内から見たら、どうして高校生が塀にもたれかかっているのか理解できないだろう。更に家の前ではパトランプが回るパトカーが停まっている。
「だから、次に生じた疑問は『家の中で茂木さんの血と自分の将棋駒が飛び散るようなトラブルがあったのに、将棋仙人はどうしていたのか』という事でした。認知症のうえ身体の自由が利かなくても、何か起きたことぐらいは分かるでしょう。そうでなければ、それすら理解できないほどに重度か、あるいは」一呼吸置いて僕は言った。「死んでいるのか」
不確定だった将棋仙人の健康状態は、推理を進める度に悪化していった。
「先生は日中学校だから、茂木さんの訪問があったのと犯行時刻は夕方以降と考えられます。その後、家から道徳公園に運ばれて燃やされたことになる。犯人は財布に保険証を一枚だけ入れてわざわざ死体の傍に置いています。先生が犯人だとしたら、どうしてそんなことをしたのか」
「そういや、死体発見してからすぐに警察が俺のところまで来たのは、それが理由だったな」
「そうです。結果的に警察は高槻さんから道徳公園で行われていた将棋の集まりのメンバーを知り、捜査を進められました。捕まりたくないのなら逆効果も甚だしい。死体を燃やして特定を防ぐのと本人確認証を残すのは逆の意味合いです。つまり、先生にとって、被害者の特定を上回るメリットがあった」
その判断は誘拐によって殺人を隠蔽するような、反社会的で自己中心的な価値観に基づいて行われている。黒木さんが別れ際、僕に伝えたように、犯人にはある程度理性的な行動理由があるように思えた。目を瞑って掴んだ駒を放るような、理解不能の狂気ではない。あのおかげで、必ず理由があると信じられた。
「燃やした理由は何となく分かるね。被害者の方が纐纈先生の家を秘密裏に訪れたとしても、近所の人が見ていたかもしれない。警察が顔写真を持って回れば、あっさりあの家に入っていきましたよと言われてしまう恐れがある。それを避けたんだろう」
バルトシュさんの言葉を受けて僕は頷いた。しかし納得がいかなかったのか熊田さんがすかさず質問した。
「DNA鑑定とかあるんじゃないですか」
「そこまで警察に疑われていたらいずれにせよ終わりだよ。最初から疑われなければ、逃げ切れる確率はグッと上がる。話を聞く限り、纐纈先生の父親は三年前から被害者の方と会っていないし、纐纈先生に至っては傍から見ればほとんど赤の他人だ」
三年前まで父親が元気だった頃に公園で将棋をしていた父親の友人。それが客観的に見た茂木さんと纐纈先生の関係性だ。現在に起きた殺人事件の犯人として繋げるには、あまりにも細い。
「でも、そうなると益々保険証を残したメリットが分からないけど」
ハンナさんが唇をすぼめて僕を見た。皆と喋ったことで、少しだけ元気を取り戻したようだ。さっきまでは本当に消沈していたので僕は安心した。
「僕もそこが不思議だったんだ」彼女を目を見て答えた。「だからシンプルに考えた。保険証の存在で、被害者はすぐに茂木さんだと特定される。裏を返せば、被害者が誰だか分からない老人として周辺に聞き込み調査をされなくなる」
逆転の発想だった。それこそが、メリットだとしたら。
先生が犯人で、自宅の洗面所付近で起きた殺人なら衝動的だったと想像できる。そこから死体を処理するならどうするか。
もう日は落ちていて、翌日は授業だ。山や海に投棄するのが安全そうだが、そこまで合理的で冷徹な隠蔽工作を行えるかという点に、僕は懐疑的だった。咄嗟にそんな都合のいい具体的な投棄場所は思いつかないだろう。遠ければ遠いほど土地勘はなくなる。捨てに行く最中に職務質問でもされたら目も当てられない。
ただ、この辺りは僕の想像だ。どんな判断があったにせよ、死体は道徳公園に捨てられた。火を付けて燃やすことで服装や顔を判別不能にして。
「警察が、身元不明の、恐らくは老人の死体を見つけた場合、公園付近の住民に最近見かけなくなった老人はいませんかと尋ねて回ると思います。ニュースや新聞でもそう発表されるはずです。不特定多数の大勢が、そういう存在を思いを馳せる。それを避けたかったんだと思います。三年前から、一度も姿を見せていない老人がいるという事実を隠すために」
「待てよ。米寿の祝いで目撃された将棋仙人は茂木さんだって言ってたよな。なら茂木さんは、将棋仙人の死を隠す協力をしてたってことか?」
「あの時、将棋仙人は既に亡くなっていて、代わりに茂木さんが纐纈先生の父親として応対していた。それこそが、接点のないあの二人が共有していた秘密であり、トラブルの火種になったと考えられます」
「身代わりになったってことだろ。どうしてそんな」
言いかけて、高槻さんが目の前にある建物を見上げた。纐纈ハイツ。二階建ての、古くもなく新しくもないアパートがそこにはあった。
「年金か」
高槻さんは一瞬で答えに辿り着いたようだった。
「将棋仙人が昔、今の纐纈先生と同じように教師をしていたなら、在職中に副業でアパート経営はできません。将棋仙人が今年で米寿なので、築二十五年と仮定すると建てたのは六十三歳。不動産に詳しくはないですが、退職金を注ぎ込んでも一括では無理でしょう。ローンを組んだはずです」
返済原資は家賃と年金。連帯保証人は息子である纐纈先生だろう。実家も担保になっていそうだ。どんなローン形態で、何年の返済計画かは分からないが、纐纈家が古びた平屋であり続けている事から、裕福な大家生活とは程遠かったのではないか。
無論、これは僕の邪推に他ならない。借金はないかもしれないし、清貧を好んだだけかもしれない。けれど、僕は僕が理解できる範囲で考え続けるしかなかった。
「将棋仙人が亡くなったら、年金収入がなくなります。定年まで勤めあげたならそれなりの額でしょう。だから、纐纈先生は自宅で父親が亡くなった時に、死亡届を出さなかった。そうすれば書類上は生きているわけですから年金の支給は継続する」
「そうか。長寿祝いも断り続けると怪しまれるから、一芝居打ったわけか。被害者の茂木さんって人は秘密を知っていたんだな」
「そうなります。将棋仙人が脳梗塞になったのが本当だとしたら、救急車を呼んだか、自宅まで連れて行ったのが茂木さんだったのかもしれません。三年前はまだ将棋の集まりといっても人が少なくて、二人で指していることが多かったらしいですから」
病院で亡くなれば死亡届を出さないのは不可能だから、自宅療養中に亡くなったのだろう。纐纈先生と茂木さんはこの出来事をきっかけに知り合ったのだ。将棋仙人の葬式が行われず、それどころか死んだ事実を口止めされたのだから、年金の不正受給をしていることはすぐに分かっただろう。なにしろ、本人も年金受給者だ。沈黙を守る対価として、金銭的な融通があったと考えられる。
「一芝居打った礼に、追加で金品を要求したか、父親の形見である駒や盤を持っていこうとしたか。まぁ、そのあたりで拗れて殺されたわけか。将棋仙人も、自宅で息子が殺人事件が起こしても通報しないわけだよな。死んでんだから」
「そうだと思います。既に亡くなっていたから、高槻さんにも会わせるわけにはいかなかった。だから嘘をついてまで僕たちを遠ざけようとしたんです」
死んだと言うわけにも、元気だと言うわけにもいかない。だから、生きてはいるが脳卒中と認知症で将棋ができない状態にあるということにしたのだ。
「でも、そうなると将棋仙人さんの死体は」
ハンナさんが塀から背中を離して、纐纈家を見た。
「自分の親だからね。まだ家の中にあるかもしれない」
僕がそう言うと、熊田さんとバルトシュさんが慌てた顔で塀から背を離して僕に向き直った。
「お前、怖い事言うなよ」
「ゾッとしたよ」
「可能性の話ですよ。庭に埋めたのかも」
「どっちにしろ近くじゃねぇか」
高槻さんが軽快に笑った。一人だけ平気な顔で纐纈家の塀に持たれたまま、夜空を見上げている。
「無念だったろうな。死んじまったら将棋できねぇからな」
まだ言っている。この人にとって他人の価値は将棋が指せること以外にないのだろうか。呆れながら高槻さんを見ると、高槻さんは両腕を後ろに回したポーズで目を瞑った。もう眠いのか、黙祷を捧げているのかは分からない。
僕も同じように目を瞑った。喋ったことも見たこともない、亡くなられた将棋仙人に思いを馳せてみると、一局ぐらい指してみたかったなという気持ちが僕にも湧きあがってきた。
遠くからパトカーのサイレンが聞こえる。徐々に大きくなってくるその音は、死者の眠りを覚ますような、けたたましい響きだった。
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