渇望

書くことは呼吸することと同じで

やめてしまったら

きっとこの鼓動は停止してしまう


日を浴びて

朝を認識して

背伸びして

歩き出す


白紙を開いて

描く世界を想い

文字を綴って

走り出す


書くことはDNAの一部に組み込まれていて

それを取り外すなんてできなくて

呼吸するのと同じようで

生きるには不可欠


書くことをやめてしまったら

酸欠で窒息するように苦しくて

生きる望みは失速していく


そんな気がする



書くことは呼吸するのと同じ


もし やめてしまったら

きっと

この鼓動は停止してしまう


いいや

もし やめてしまったら

きっと

この心は 停止してしまう

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