第17回 書き出し祭り/1-22『亡き婚約者からの紹介状 ~無口な義兄に、身も心も甘やかされていますっ!?~』タイトル&あらすじ感想
【タイトルとあらすじを見ての印象】
異世界恋愛じゃなかった!!!!!!!!
現代だコレ!!!!!!!!!!!
すれ違う日々が続いてからの手のひら返し溺愛とはこれいかに。
何かきっかけがあっての兄の手のひら返しでしょうけれども、なんなんでしょうね。
ラッキースケベ的に主人公の肌を見てしまった兄が、初恋の人がイコール主人公だと気付いたとか、そういうやつですかね。
魔の手は後継者争い絡みでしょうね。
「子供ができる前にアンタには死んでもらう」とかそういう感じでしょうか。
【タイトルからの本文妄想】
(これを書いている時点で、まだあらすじは読んでいません)
おっ、異世界恋愛の王道路線が来ましたね!
婚約者が亡くなったのは自分のせいだと思っている主人公。
そのせいで婚約者の死後、ずっと屋敷に引きこもっている。
お茶会やパーティの招待状は日々届くけれど、それらは部屋のテーブルの上に山積みになったまま、欠席の返事さえ出していなかった。
ある日、いつものように侍女が持ってきたいくつかの招待状。
それだけなら、変わらぬ日々が続くはずだった。
「お嬢様、これ……」
侍女からおずおずと差し出された手紙に押されている印は、亡くなった婚約者個人のものだった。
封筒の裏に書かれた癖のある名前も、間違いなく婚約者のもので。
震える手で封筒を開くと、そこには一枚の招待状が入っていた。
『迷える者に救いあれ』
そんな文章で締められた招待状は、本物なのかと訝る主人公。
婚約者の家に連絡をすると、その招待状を持って来てほしいという返事が来る。
その返事は正式なもので、婚約者からの手紙は軽いイタズラの類ではないようだ。
家を訪問した主人公を迎えたのは、婚約者の面影を持つ、大柄の男性だった。
男性は右腕がなく、仏頂面。
「あなたが○○か。こちらへ」
返事を待つ間も無く歩き出す男性を慌てて追いかける主人公。
自己紹介もなしに失礼な人などと思っている。
案内されたのは婚約者の部屋で、デスクの上には婚約者の筆跡で書かれたメモや手紙の数々が散らかっていた。
「あの、貴方様はいったい……」
「聞いていないのか……」
それも当然だ、という風に独りごち、男性は自分の名を名乗った。
彼はこの家の長男であるらしい。
彼に言われて招待状を見せると、筆跡をデスクの上のものと見比べ始める。
やはり、間違いなく亡き婚約者の書いたものであるようだ。
けれど、死者が手紙を出すはずもなく、必ずこれを送った人間がいるはずだ。
彼にも、婚約者のご両親にも覚えがないのだとすると、一体誰が?
それにそもそも、亡き婚約者は何のためにこんな招待状を綴ったの?
そんなことを考えていると、表情を一層固くした男性が絞り出すような声で呟いた。
「あれが死んだのは、俺のせいだ」
ってところで提出分!でどうでしょ!
婚約者は戦争で無茶な戦いをしたせいで死んだとされていて、無茶な戦い方をさせたのは戦場へ行く前、最後の逢瀬時にした口論が原因だと思っている主人公。
別れる前にきちんと話して仲直りしてはいるのだが、しこりは残っただろうと。
兄の方は兄の方で、本来前線にいたのは自分なのだが、敵国の将軍格の首を討ち取った際に自らの右腕も犠牲にしていて、そのせいで戦線離脱せざるを得ず、代わりに背負った弟が無茶をして死んだと思っている。
『もし俺が帰らなかったら、彼女のことは頼むよ』
そう言われてはいたものの、婚約者を殺したようなものの自分から連絡できるはずもなく、後進の育成に力を注いでいた。
(そのせいで貴族間の情報に疎く、主人公が自分のせいだと引きこもっていることも知らなかった)
招待状についての問い合わせがあって初めて主人公の状況を知り、主人公のせいではないのだと分かって元気になってほしいと思っている。
女性経験皆無の兄、主人公を元気付けたいと思いつつも、生来の口下手も災いして上手くできない。
家令に相談して紹介された執事の一人(家令とこの執事は亡くなった婚約者ともグルで、婚約者が死んで一定の期間が経過しても二人が前を向いていなかったら行動に移すように言われていた、招待状を出したのも彼ら)に、主人公を励ますためのアドバイスをもらう。
アドバイス通りにあれそれ頑張る兄。
それが主人公の側からすると、ものすごく甘やかされて溺愛されているように感じる。
そんなことを繰り返しているうちに、お互いを意識するようになった二人だが、亡くなった婚約者の存在が双方共に気にかかって一線は越えられない。
そんな時、婚約者がとある貴族に嵌められた可能性が浮上する。
ことの真偽を探り始める兄を邪魔に思った貴族が主人公を兄の弱みだと判断し、人質にとって脅しにかかる。
屈しそうになる兄だが、必死に抵抗する主人公の頑張りと兵士仲間たちの協力によって貴族はお縄。
屈しそうになったりなんだりの過程でお互いの気持ちを知ってしまった二人が、きちんと告白し合ってエンダァァァァァァァ!!!!!!です、ごちそうさまです。
【タイトル&あらすじからの本文妄想】
提出分でどこまで行くかですね〜
溺愛の片鱗を見せてほしいと思いつつ、すれ違いがあってからの溺愛だと文字数足りませんよね……。
あ、死んでしまった婚約者との間に産まれた子供を愛おしげに二人で眺めてイチャイチャみたいな夢を最初に見せておいて、実はそれが浩二との夢ではなくて、健一との未来を垣間見ていたっていうことにする感じ。
「嫌な夢……浩二さんはもういないんだってば……」
未だに浩二のことが忘れられず、彼との幸福な未来を望んでいるのかと自己嫌悪に陥りそうになる頭を切り替え、後継者争いの会議へ。
一癖も二癖もありそうな親戚たちの紹介を兼ねた会議風景を描写しつつ、後継者に名乗りを挙げる主人公。
(あなたが私の立場でも、同じことをしたでしょ、浩二さん)
そこに付随して健一との結婚を提示される。
「そんなの、健一さんの方が頷かないと思いますけれど」
「いや、構わない」
「は?」
「構わない、と言った。さて、話はまとまったな。あとは俺たちの話し合いでいいはずだ。皆はさっさと帰ってくれ」
親族たちの鋭い視線が突き刺さる中、健一の発言に混乱する主人公で提出分エンドくらいで結構ギリギリな気がしますね。
争い合う親族が何人出てくるかにもよるかと思いますが、文字数との戦いですね……。
ご依頼ありがとうございました!
本文を楽しみにしておりますー!
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