第17回 書き出し祭り/1-8『理不尽に婚約破棄されたら、王族直系の大貴族に嫁入りすることになりました。』タイトル&あらすじ感想

【タイトルとあらすじを見ての印象】

 まさか魔法ものだったとは!

 ザクレスくんはどの辺のラインの貴族なんでしょう。

 家人から厳命されて隠していた雑用魔法をどこかのタイミングで使ってしまうんでしょうか?

 そしてそれを周囲の人たちに目撃されてしまい、そこを理由に反対されるけどルードランが断固として彼女を嫁にする!って言い張る感じなんでしょうか?

 起こるらしき出来事が箇条書きっぽく明記されていて、それぞれの繋がりが分かりにくいので、もう少しそれぞれの隙間を補完するようにあらすじを書いてもらえると読みやすくなる気がします。

 でも、雑用魔法で陰謀に立ち向かうのは熱くていいですね!



【タイトルからの本文妄想】

(これを書いている時点で、まだあらすじは読んでいません)


 これはタイトルからだといっくらでも妄想できてしまいますね……。

 公爵家や大公のところに嫁入りすることになるとすると、そもそもの婚約の相手がそれより上か下かどっちの方が私の好みかというと……やはりここはバカな王子にしておきましょう。

 そして私は歳の差カップルも好きなので、そこも入れ込みます。

 主人公は第一王子の婚約者。

 お約束の”真実の愛”に目覚めたらしい王子に婚約破棄を言い渡され、妃の座を狙えと両親から言われ続けていた主人公は城の人目につかないところで泣いてしまう。

 そこに、王弟であり第一王子の叔父であるヒーローが登場。

 自然なエスコートであずまやに案内され、慰められ、泣いている理由を話してしまう主人公。

「それじゃあ、私と結婚するかい? 君のお父上も、それならまぁ、すぐに納得はしないにしても、頭ごなしに君を非難することはないだろう」

「え?」

「私の方にも少々事情があってね、君が嫁に来てくれると助かるんだけれど……こんなおじさんでは嫌かな?」

「お、おじさ……そんなことありません!」

 なんなら王子よりも尊敬できて格好良くてひそかに憧れていた主人公。

 夢ではないかと思いつつ、その提案を受け入れて帰宅。

 王子がバカなのは周知の事実なので、むしろ喜ぶ両親。

 ヒーローから送られたドレスと宝飾品に身を包んで登城し、馬車から降りるのをヒーローにエスコートされていると、王子とその恋人が通りかかり、呆然。

「やぁ、お前の手放した花はもう私のものだから覚えておいで。変な気でも起こそうものなら……分かっているだろう?」

「お……叔父上……!」

 的な!!!!!!!!!

 あああビバ歳の差。

 王子の恋人のパパが雇ったあらくれものに襲われるとかの王道パターンを経て、最終的にヒーローと主人公の間に産まれた男の子が次代の王になればいいと思います。



【タイトル&あらすじからの本文妄想】

 あらすじを読みましたからね、これが魔法ものだということは分かっていますよ。

 冒頭は婚約破棄から始まるでしょう。お約束のシーンですね。

 ここはさっさと済ませてしまって、すぐ招待状を握りしめて所在なさげに屋敷の前に佇む主人公です。

 ちらちらと他の貴族たちから刺さる視線に、もう帰ってしまおうかと思っていると、声を掛けられる。


「君、もしかして一人かい?」

「え……は、はい。すみません、もう帰りますので」

「ちょっと待って! パートナーがいないのなら、僕と一緒に出てくれ。僕にもお相手がいなくてさ。独り身だとバレると都合が悪いんだ。婚約者のフリをして隣にいてくれるだけでもいい」

「私で……いいのですか?」

「もちろんだよ。むしろ君がいい。君の方はどう? 僕なんかじゃ嫌?」

「いえ! とんでもないです」

「なら決まりだ! さぁ、おいで」


 移動しながら名を名乗り、相手の返事を待つが笑顔で流される主人公。

 今まで着たこともないドレスに身を包み、見目麗しい男にエスコートされて入ったパーティ会場で突き刺さる視線。

 何事かと思えば、隣にいるのはルードラン・ライセルだというではないか。

 目を白黒させる主人公。

 浮気をしていたのだと詰め寄ってくる元婚約者。

 バッチバチに火花を散らしてくる令嬢たち。

 主人公を害そうとする令嬢から庇った結果、ルードランの服が悲惨なことに。


「こ、この方のせいですわ!」

「そうよ、この方が!」


 責め立てられてパニックになった主人公。

 咄嗟に服の汚れを取る魔法をルードランに向かって放ってしまう。

 綺麗になるルードランの服、静まり返る会場。


「あ……あ……」


 人前で使ってはならないと言われ続けてきた魔法を使ってしまったのだと理解した主人公は気を失ってしまう……ってところで書き出し祭り提出分にどうでしょう!

 4,000字じゃきついかな……。


 この後はあらすじにもあるように、おそらくルードラン的にはこの魔法を有効活用する方法が分かっているだとか、何かしら利用できる部分があって婚約者に正式に決定。

 旅をしたりと好き放題してきたルードランを蹴落としたい貴族から弱点扱いされた主人公が狙われたり何だりを解決していく中で、お互いが大切になっていってのハッピーエンドですね!!!



ご依頼ありがとうございました!

本文を楽しみにしておりますー!

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