第16回 書き出し祭り/3-8『Boy Meets Hemorrhoids』感想
※小説家になろう様にて開催中の、第16回書き出し祭り参加作品への感想です。
タイトル時点で一体どんな話になるのだろうと思っていた話でした。
痔。
てっきり自分の痔と脳内で会話する話かと思っていたら、まさかの展開で驚きました。
しかも僕っ娘。出てくるものが何もかも強すぎる。
ボーイ・ミーツ・痔というタイトルから想像していた青春感は書き出し時点ではあまりなく、むしろじっとりとした雰囲気が漂っているように感じられました。
2話以降は過去の話に戻るようなので、もしかすると一気にカラっと色が変わる可能性もありますね。
薫というキャラクターはどんな存在なのだろうと期待させる書き出しでした。
それにしても、薫というのは一体何者なのでしょうか。
中学一年か二年時の正月休みに初めて切れ痔になったそうなので、痔そのものということではないのでしょう。
最初に読んだ時はてっきり痔の擬人化だと思ったのですが、そういうわけではないとなると、中学三年生の夏に薫(及び主人公も?)がトラックに轢かれる事故に遭い、そのままでは薫は死んでしまうという状況に陥った時、薫がまた元気に過ごせるようになるまで、主人公の体内で回復するように薫を取り込んだというようなことなのでしょうか?
薫がそもそも痔そのものではないとすると、タイトルにある痔はどこにかかるのでしょうか?
やはり、薫ではない痔そのものとも主人公は会話することができ、自分という存在を代償にして薫を救ってやる!みたいな話なんでしょうか。
……どうしても私は痔と脳内で会話させたいらしいです(何事)
それか、主人公が体内に取り込んだことによって薫が主人公の痔と同化し、人間の形を持つ痔として存在する=ボーイ(主人公)・ミーツ・痔(になった薫)ということなのでしょうか?
あらすじや書き出し部分だけでは分からないことが多く、ギャグかと思いきやそういうわけでもなさそうなため、タグやジャンルで補完しないとやや読者を置いていきそうな気もします。
これから語られる過去の話の中で、主人公の痔というのがどのようにストーリーに絡んでいくのか楽しみです。
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