第10話






10、強姦未遂事件。


若い層の主婦を中心に回っていたので1日100件位、廻ると一ヶ月の間には、いろいろな場面に遭遇する。

ピンポンを鳴らすと若い奥さんが出てきて話しを聞いてくれた。

奥の部屋に赤ちゃんが寝てるのでトークは小さい声で話してた。

奥さんは、本から次第に自分の顔だけ舐めるように見てる。

長いスカートだったのが見る見るミニスカートなみにめくり上がってるじゃないですか?

もしかして誘ってるの?

若い18歳の若者は耐える事が出来るのか?

しかし世間を知らない若者は怖かった!

どこまで話したか頭の中は真っ白になり慌てて勧誘若妻さんのアパートより逃げる様に脱出。

その話を伊達さんに話したら、翌日、 伊達さんも 何かを期待して、お宅に行ったみたいだが話しも聞いてもえず撃沈して、不機嫌そうな顔で帰って来た。

この様な事は良くある話だけど、恐ろしい体験が、まだまだある。

そのアパートは寮みたいな感じでピンポンを鳴らすと数人の若い女性が出てきた。

中の部屋の前にナースの服が…

一瞬、ニヤけて妄想する自分だったが妄想から現実になった。

「玄関じゃ何なんで中に入ったら?若いね何才?」

すると隣の部屋からもう3人計5人。(おそらく夜勤で寝てたんだろう。)仕事無しで楽しいトークをしてたけど、だんだんヤバそうな雰囲気になって来た。

「暑いし服 脱いだら。」

えっ…

急に怖くなった…「だ、大丈夫です。お気遣いありがとうございます。」

…と身を引いたら、何人かは、覚えてないが襲って来た。

ヤバい。逃げろ!

玄関の靴を履かず、靴を手で持ち、慌てて逃げた。

怖くて涙が出そうになった。


その話も伊達さんに話したら、翌日に行ったらしく何も無く、話しも聞いて貰えなかったそうな…

勇気ある人だ…伊達さん。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る