可愛い人[無季]
世界一
可愛がろうか
我をこそ
我を傷付く
敵多き故
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ニュースで過労死した孫の為に訴訟を起こしたお爺様が仰られていたのですが、そのお孫さんが言われたらしい言葉に驚いて書きました。確か上司からの言葉で「そんなに自分がかわいいか!」だったと思います。
「可愛いに決まってんだろうが!寧ろ世界一可愛いに決まってんだろうが!」
※本当にテレビニュースに叫びました。家で見て良かったです。
職種や職場にもよるとは思いますが、戦場かと見紛うような鬼気迫る顔で働いている方は大勢いらっしゃいます。そんな中生き残るのは正にサバイバル。強き者のみにしか生存が許されないのわでしょう。
そんな場所で自分以外誰が自分を愛してくれますか?自分を大事にしてくれますか?そんな人いないのならば、自分で自分を愛して自分を守り続けるしか無いのです。
自分の人生で上司だとか客なんて星の数ほどいます。都合が悪ければ切って捨てて、違う者をあてがえば充分です。欠落したままでも多少はどうにかなります。
でも、自分自身だけは代用が効きません。自分が壊れたから代用品でどうにかするって古いSF作品じゃないですか。クローンネタはかなり使い古されていますが、哺乳類の体細胞クローンは実用化されていません。また製造時のオリジナルとクローンの間に生じる年齢の差もあります。これらを解決したとしても、オリジナルとクローンは遺伝情報が同じだけの他人です。クローンはお前じゃない。
みんな、そんな自分を守る為に戦っているんです。だから他人を気にする余裕の無い人もいます。ぶつかった事にすら気付けない人は沢山います。そのような人から身を守る為には自衛が大事なんですよ。
その自衛の為に、自分を大事にしなければならないんです。自分を蔑ろにしない為に、自分を愛した方がいいんです。(作者の所感です)敵が多ければ多い程そうしなければ。
この歌は「私は私をゲロ甘に可愛がります。だって誰もそうしてくれないし。敵多いから疲れるし。こんなに頑張ってる私、とってもエライ!めっちゃエライ!愛してる!」くらいの気持ちを込めています。私は所謂自己肯定感が低いので「みんな私の事嫌いでしょ?分かる。だから私くらい私の事愛してあげないと私、可哀想じゃない?可哀想=可愛いだから私=可愛い。愛すわ」という謎の強メンタルを手に入れてしまったので、ちょっとこの手の方の気持ちが分からないのがネックだなとは感じました。ダメじゃん。
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