吾子の手[秋]
赤さまで
吾子の手に似た
小さき葉
椛の昼と
浮かされた夜
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赤さまで似ている、という事は葉の小ささまで似ているという事でしょう。吾子の手が小さいという事はまだ小さな子供であると思われます。ところで赤さまで似ている、と書きましたが赤ちゃんの手は肌が薄い分赤く見えます。熱を出せば真っ赤だと思います。(特に記憶は無い)何故熱を、と言うかといえば「最後の浮かされた夜」からですね。
今、この視点人物がいるのは椛の昼なのですが、心は浮かされた夜にあるのでしょうね。果たして本人なのか、子供の方か。
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