短歌

弥生[春]

 弥生の夜

 空の明けきを

 忘れまじ

 巌に刻みし

 文字の薄きを


➖➖➖

 何の関係も無い東京の空襲の句です。関係無くても書いてもいいやろ!って謎の気概で書きました。

 多分忌念碑とかあるでしょ、と想像していますがまだそんなに薄くなって無いと思うんですよ。でも後百年くらい経ったら文字は薄くなって読めなくなるかも知れないな…と思っています。

 記憶も記録も風化してしまうのは諸行無常を感じます。


 日が暮れた時間帯に空襲があると、夕方や朝焼けと紛うくらい空が明るくなるのではないでしょうか。そう言えば一体何時に空襲があったのか知りませんね。でも何故か夜のイメージでした。多分ドラマか何かのせいです。

 多分前半の三段が忌念碑に書かれている内容で、後半が今それを見ている人物の感想なのでしょう。

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