ハシリの道へ

第4話 私と峠のラプソディ

「へぇ…ここが※立川峠か…」

※立川峠…アミが後にハシりに目覚める峠。

バァァァァァァァ

「な、なんだぁ!?」

アミの横を車が通り過ぎる。

「あれ…あのレックス…やっぱり…どっかで見たことあると思ったら…

あ!追いかけなきゃ!」

キュルルルル ブロォン…

急いでレックスを追いかける。


「ふう…今日はまぁまぁの走りだったわ…」

「すみませーん!」

「あら?」

「先程レックスに乗られていた方ですよね!?」

「え、えぇそうだけど…」

「私、橘アミって言います!あなたに憧れて車買ったんです!」

「わ、私に憧れて?…なんか照れるわね…。あ、そうそう、私の名前は新庄マリって言うの。よろしくね。」

「よろしくお願いします!」

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新庄マリ。峠の走り屋として名を知られるほどの人物。愛車はレックススーパーチャージャー。

クルマ系雑誌にも載っていたりする。

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「ところで貴女はなんの車に乗ってるの?」

「えっと、三菱のミニカダンガンに乗ってますー」

「…!」

「どうかしました?」

「い、いえ…なんでもないわ…」

(あの赤いミニカダンガン…見たことがあるのに思い出せないわ…)

「あの、今度一緒にハシりませんか?」

「ええ、いいわよ。今度の水曜日なんてどう?」

「はい!」



こうしてアミはハシりの道を磨くのであった…


第4話END



あとがき

第3話から期間が空いてしまってすみませんでした…

第5話以降は新たに仲間になったマリとハシったり、同じ軽自動車乗りに挑戦状を出されたり…色々あります!

次回もお楽しみに!

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