第23話 志村誠

咄嗟に首から上だけは守らねばと顔を両腕で庇ったのが良かったのかもしれない。


幸い直に突っ込まれたのは運転席側だ。


両腕は死ぬほど痛いが、動かせる。


中里はエアバッグに埋もれて何やら『うう』だが『ああ』だか言っているし山口に至っては…死んでないだろうな?

尋常じゃなく頭から流血している。


それより中里はドラレコを操作して何をしていたのだろう。

俺は小型カメラの画面を再生した。


過去に遡り続ける。



ん?おい!これは…

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る