デ令嬢は辛すぎる

アァァァァァァァァァァァァ!辛いわ!




レディー=ツンデレはベッドで悶えていた。


ゲーム世界に放り出された私に押し付けられた役割。それは悪役令嬢!


非道でどうしようもない程冷徹な悪役令嬢。


私には出来ない!


私、なんて言われていたと思ってるの?ミス=ツンデレよ!?!?


そんなのに意地悪しろって無理な話でしょ⁉


ツンデ令嬢をキャストされるべきでしょ⁉⁉⁉


何故に悪役令嬢⁉












でも、選択肢が頭に浮かんで、しかもやらないと頭の中で誰かが叫ぶからやるしか無かったの!








ここまで来たら悪役令嬢!やってやろうじゃないの!(自棄)






『ワイングラスを顔に投げつける!』


『ワイングラスをドレスに投げつける!』






って目の前に選択肢があったから、下を選んでやったわ!


































でも…………………やっぱりキツイー…………。


ワイングラスを人に投げるなんて……………酷いわよぉぉぉぉぉ。


………………………………だから……後で、ドレスを送っておきました。
















他にも、勉強に苦労している人間が居たら


「この程度も出来ないの?」


と足蹴にしつつ、傾向&対策ノートを送っておきました。














































ホント…………………悪役令嬢って…………ツラい。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ツンデレに悪役令嬢はツラいよ 黒銘菓短編集61弾 黒銘菓(クロメイカ/kuromeika) @kuromeika

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ