第15話;父と子と結婚式


簡易ハウスの一室

「サミィ村は隣国なのに、よく調査できましたね」

「君を探していたから、もちろん捜索の許可ももらってるし、調査の許可ももらってる、この国の皇太子と学友で、王様とも仲良くさせてもらってるからね」

「でも良かった、陶器の宣伝しながら旅してて、町には寄ってないけど、村とか街道の休憩所で冒険者とかに宣伝しといたんですよ、ついでに販売も」

「たぶん、それが回りまわって、祖母の所に届いたんだろう・・・・本当にありがとう」



「どういたしまして・・・でもせっかく、隣の部屋空いててベットで寝れるのに、みんな遠慮して出ていっちゃって」

私は、フェルディナンドと裸でベットの中に居た


「うーん・・・じゃまになるって思ったんじゃぁ無いかな」

「え?・・・じゃまって・・・そうだね・・・馬カップルだものね私たち」

気をつかわれたんだ、めっちゃはずかしいぃ



その後は野営は無く、宿に泊まることが出来ていた

途中、国境の町ウラジールの受付嬢さんや、冒険者登録をした町ドンファラーの魔女のおばあさんと赤ずきんちゃんと元残念修道女さんに挨拶してまわった

みんな、跪づいてお辞儀をされたのが寂しかったが、フェルディナンド様に慣れるよう言われた


そして故郷のボーネット伯爵領、久しぶりの家には見知らぬ人が居た

「この領の管理を任されております、グレンバレット公爵家が第二執事のゴードンと申します」

「ごきげんよう」

私は侍女に習った貴族淑女の挨拶をした

侍女さん達は、みんな子爵家や伯爵家出身の令嬢と聞いて、礼儀作法を道中お願いしておしえてもらっていた、フェルディナンド様に恥をかかせたくないので


「家を見て回ってよろしいかしら」

「もしろん、家具や装飾はそのままですが、お父上に確認して頂きながら、ドレスなど、かの者たちの物は処分させて頂きました」


私は各部屋を回った、お母様の部屋だった所は、ドレメン婦人が使っていたので、部屋には何もなくなっていた、厨房も改装されて、最新のキッチンになっていた、冷暖房も完備され、もう暖炉で暖をとって灰だらけになることも無いだろう


そして、屋根裏部屋

物置になっている部屋の奥に、私が寝ていた粗末な木枠だけになっているベットを見つけた

ベットに触れながら、辛かった日々を思い出した


「ファティマ?」

「うわぁーん」

堰を切ったように涙があふれてきた

フェルディナンド様が私を抱きしめる


そっと付き添っていた侍女と侍従が部屋から出て行った


「うわぁーん・・・辛かった辛かったよう・・・」

子供のように泣いた

外は私の大泣きに反応するように、雨が降り始めていた




「すみません、醜態をさらしてしまいました」

応接室で、紅茶をいただきながらみんなに謝った

見ると、なぜか侍女さんたちも目が赤い、もらい泣きしてくれたのかな

きっと、私の虐待の話、聞いたんだろうな


「屋根裏部屋、改装しますよ新しい思い出が出来るように」

「ゴードンさん・・・ありがとうございます」

ふと屋敷のメイドや侍従に見覚えのある人が、その人たちの目も赤い


「シモーヌさんにジェイドさん?」

「お嬢様・・・覚えていてくださったんですか・・」

「なつかしい・・・皆さんお元気で」

「ううっ・・・あの時は守って上げられず・・・」

「分かっているわ、いえ、十分守ってくれていたわよ」


聞くと、前に勤めていた使用人の何人かは戻ってきてくれているらしい


その後、頼んで乳母の所に連れてってもらった


腰を痛めて横になっている私の乳母

「ごめんなさい、だまして」

「本当ですよ・・・どんなに心配したか」

「手紙、受け取ってもらえたかな」

私は謝罪の手紙のことを確認した


「手紙をもらわなければ、心配のし過ぎで倒れてましたよ」

「ごめんなさい」

本当に申し訳なくて、私は乳母に手をかざして治癒を行った


「・・・楽になった・・・本当に、女神の愛し子様なのね」

「変わらないで、貴方だけは」

乳母に抱きついて私は言った。彼女は私の頭をなでながら


「お嬢様は、どんなに立派な人になっても、私の可愛いお嬢様ですよ」

そう言って泣き笑いのぐちゃぐゃの私の顔を、ふにふにと触ってきた

それかから、乳母に私の冒険の話を聞かせた、危ないことをした事に対して、ちょっとお説教も言われたが充実した時間だった



「ありがとうございました、我儘聞いていただいて」

「とてもすっきりした顔しているね」

「はい、とてもすっきりしました」

「君は愛されていたんだね」

そうだ、なぜ私はあんなに家に縛られて居たのか、物語の強制だったのか、一歩踏み出せばもっと簡単に自由になれたのでは、と今なら思う


「逃げ出してまだ一年ほどなのに、何年も前のような気がします」





「シンデレラ」あらすじ

シンデレラは、継母とその連れ子である姉たちに日々いじめられていた。

あるとき、城で舞踏会が開かれ、姉たちは着飾って出ていくが、シンデレラにはドレスがなかった。

舞踏会に行きたがるシンデレラを、魔法使いが助け、準備を整えるが、魔法は午前零時に解けるのでそれまでに帰ってくるようにと警告される。

シンデレラは、城で王子に見初められる。

零時の鐘の音に焦ったシンデレラは階段に靴を落としてしまう。

王子は、靴を手がかりにシンデレラを捜す。

姉2人も含め、シンデレラの落とした靴は、シンデレラ以外の誰にも合わなかった。

シンデレラは王子に見出され、妃として迎えられる。








落としたガラスの靴もどきは、フェルディナンド様が返してくださったので、私が持ってる

「結婚式では、舞踏会で履いていた、あの靴を履きたいわ」

「ウエディングドレスは、あの靴に合わせて作ろう」


そして馬車は王都に着いた

王都の入場門に、またやっかいな方々がいたが、難なくフェルディナンドは回避した


「私たちって結構早く王都につきましたよね、着いてきてなかったのに何時の間に枢機卿は王都に着いたんでしょう」

「教会お抱えの魔道師に移転させたんでしょう、行きも帰りもとなると魔道師にはかなりの負担がかかっているでしょうね」

「下手すれば廃人になりかねないんでしょう・・・酷いことをするのね」

「私の魔道師もボーネット伯爵領についたころには復活していたのですが、もう王都まで数日ですし、貴方との旅を楽しみたくて」

「私も楽しんだので、魔導師の方々を労わってあげてください」


まずグレンバレット公爵家、叔父で、今は義理の父の所に向かうと言われた

だが問題が


「なんなんですか、この人だかりは」

私はすごい歓声に気づき、馬車の窓のカーテンを少しずらして外を見た

通りを埋め尽くす群衆に、目を見開いて驚いていた


「「「女神の愛し子さまぁーわぁー、女神の愛し子さまぁーわぁー、」」」

すごい騒ぎになっていた


「まあ、枢機卿が現れた時点で広まってるとは思っていたけど、これは・・・」

「私、教会には絶対行きませんからね、強硬手段にでも出てきたら、ルディさらって他国に逃げますから」

「・・私を攫うの?・・・うれしいこと言ってくれるね」

「もうルディなしじゃぁさみしくて生きてけない・・・はっ・・・ごめんなさい自分勝手で」

「うれしいから、謝らなくていいよ」

「どこに行っても、私がルディを養える自信があるわ、アイテムボックスにキング系の魔獣のアイテム結構あるし、武器も防具も魔道具も、ついでに家も作れるので,まかしておいて」

ポカンとして、私を見つめたフェルディナンドは


「はっはっはっは・・・・本当に・・可愛い、愛しているよファティマ」

そう言って私を抱きしめた


窓を開けて手を振ればいいのかな、と思ったけど

予定に無い事なので、警備が万全でないため、改めて正式に顔を見せる機会を設けるからと、護衛や警備兵の方々に言って回ってもらった、それでも中々騒ぎは収まらない

私自身の防御は大丈夫と言ったのだが、民衆の警備が難しいとのことなので、一切顔は出さなかった

でも、せっかく集まって来てくれたんだから、魔法で幻影の花をまいた、『また、改めてお逢いしましょう』のメッセージと共に、とても幻想的で奇麗だったと護衛の人に言われた


それでやっと民衆は落ち着いたようだった、隣で頭を抱えて赤い顔をしたフェルディナンド

そして大きなため息をついた

ほらほら、上手くいったねと目の前に花をだしてフェルディナンドに見せていた


『好き・好き』

のメッセージ付きの幻影の花が馬車の中に舞う、フェルディナンドに触れたとたん花は弾けて、メッセージが触れた人の周りに小さく響く(声はボーカロイドをイメージ)



なんとか無事にグレンバレット公爵家に到着した

大きい屋敷に気後れしたが、フェルディナンドが手を握ってくれて落ち着いた


「ようこそフェルディナンド閣下、ファティマお嬢様お帰りなさいませ」

玄関には老齢の執事らしき人と、ざまぁの時にいた父の兄の次男のジョイル氏が出迎えてくれた

始めてきたのにお帰りなさいは違和感があるが、この家の子供になったのだから、いいのかな


応接室に通されるとしばらくして、長男のグレンバレット公爵とジョイル氏にしっかり腕をつかまれている父のロバートが入ってきた、気まずそうな顔をしている


「お初にお目にかかる、公爵家当主 アルバート・グレンバレットと申します、女神の愛し子・・・」

「やめてください伯父様、娘になったのですから、そんな言葉遣いおかしいですわ、ファティマと呼び捨てでお願いします、敬語もおやめください」

フェルディナンドの方を侯爵が見た、うなづくフェルディナンド


「分かった、公爵家当主 アルバート・グレンバレットだ、ファティマ・・・義父(ちち)と呼んでくれ、我が家には娘が居ないので、妻が大分張り切っていてね、後で相手してもらえると嬉しいよ」

「分かりましたわ、お義母様(おかあさま)に会うのが楽しみです」

「それと、知っているとは思うが、私の補佐をしている弟のジョイルと今は居候の3男のロバート」

「お久しぶりですジョイル伯父様、ロバート伯父(・・)様」

にこっと挨拶した私、お父様は魂の抜けたような顔をしていた


「冗談です、お久しぶりです、お父様、お顔をしっかり見るのは7年?8年?それくらい前でしょうかね」

「・・・一年前に・・・」

「一年前は挨拶もろくにせずに消えて申し訳ありません、早くあの家から逃げたかったもので」

「・・・も・・・申し訳なかった・・・」

崩れるように床にしゃがみ込み頭を垂れる父


私はたぶん苦虫をつぶした様な変な顔をしていたと思う


「ロバートの育児放棄はなかなか立証できず、ドレメン婦人に騙された被害者となっている、ファティマはロバートをどうしたい」


「お義父にお任せします、商人としては優秀で、本人も娘の顔を忘れるくらい仕事(・・)が大好(・・)きですから、そのようになされればよろしいのではないでしょうか」

つめたい私の言葉にそこにいるメイドや侍従を含め皆黙っていた


「やだなぁ皆さん、そんな顔しないでください、別に父のことはもう恨んでもおりませんよ、嫌みの一つぐらいいいかなって思いまして言ってみました、本当にお義父にお任せします、父との思い出もありませんし、気にしません」

気にしないでって言ったつもりが、さらに沈黙


「あれ?皆さん・・・おーい」

「ファティマ」

またフェルディナンドに抱きしめられる


「いや、本当に恨んでませんって、今まで道理ご自由にって言ってるだけで・・・あれ皆復活しない・・まいったなぁ」


虐待されていればあるはずの、怒りも、息道理も、恨みも一切無く

それが虐待の後遺症なのだろう、救われないことの辛さから逃げる為の自己防衛だったのだろう

そのことはお義父にも報告されていたらしい、それを皆知ってての沈黙だった

恨み辛みをぶつけてくれた方が救われたと、父が後で言っていたらしい、どうでもいいと言われたようなものなので、辛いと

そういえば、「愛の反対は憎しみではなく無関心」って何かで読んだ気がする


そう言われても、恨んでないし・・・今幸せだし////・・・



大体父の処遇は決まっていたらしく、ボーネット領の領主としてそのまま、あの屋敷でグレンバレット公爵家第二執事の監視の元、領を収めることになったそうです


あの執事さん、父よりも若いけど、かなりのやり手で厳しいらしいです


義母との対面は、義父のようにあの仰々しい挨拶はなしで


「可愛い~」

といきなり抱き着いてきて顔すりすりさせてきた

その姿は義父も初めて見たようで、本当に娘が欲しかったのだと、義父を睨んでた、公爵家は男の子3人で跡継ぎには不自由しない、次男のジョイル氏の子供たちも皆男の子だそうで、本当にうれしそうだった



フェルディナンドの邸宅はまだ準備中で、まだ1か月かかるそうでその間、王宮の中にある離宮に住まわせてもらう予定だが、それにも1週間かかるのでその間公爵家にお世話になっている、義母はもっと一緒にいたいと言っていたが、警備の関係で無理なことは納得してもらった


公爵家の使用人が60人、護衛兵士が100人居るらしいが、その3倍の魔導士と兵士が屋敷をぐるっと囲んで、屋敷の中にも数人、王宮とフェルディナンドの邸宅には結界が張られているため護衛は少なくてもいいらしい、公爵家には結界が無い、普通の貴族の屋敷事態に普通は無いのだが、私が特別だからだと言われた


自分の身は自分で守れるのになぁ


敵から見たら、攻めにくくするのも大事なんだそうで、フェルディナンドの邸宅の結界も目に見えるようにするらしい、いや・・敵って・・・教会かなぁ


でも、庭に護衛兵士用の簡易テントは見栄え悪いなぁと邸宅の二階の窓から眺めていた、せっかく綺麗な庭園なのに


「おはようごさいます」

「おはよう」


廊下ですれちがう父に挨拶をする、まぁそれぐらいしか話さない、話すこと無いんだもの

昔話されても、2歳や3歳の時のこと言われても殆ど覚えてないし

ちゃんと話してみればと言われて二人きりにされたけど、無言の時間が殆どだった


一週間後、離宮が整ったので、王宮に移った

義母の落胆は見ていて可愛そうだった、結婚して邸宅に移ったら何時でも遊びに来てくれと言った


王様たちとの謁見は緊張した、応接室に入ると皆一様にお辞儀してきてあせった


「やめてください、肩書きがどうであれ、私は普通の人間ですから、息子さんの婚約者として扱ってください」

女神様に、王様より偉い扱いになるって言われたのを痛感していた


その後は、普通に話が出来た、女神様が王家の人は良いい人って言っていたのを思い出して納得した

「皆さんいい人でした」

「妹が嫁いで、兄の婚約者はいるけど、娘が増えて喜んでいるんだよ」

「知りませんでした、私が婚約者になったことでルディを皇太子にって話が出てたなんて」

「私はその気は無かったし、ファティマは世界を回りたいんだろう、皇后になったら出来なくなるしね、それに兄が最も皇太子に向いてるよ、優秀だし融通も効く、私は一直線だからね、昔から王には向かないと思っていたよ」

「一直線なのは良く分かります、良かったです、私に皇后は無理ですから」

「ファティマなら、出来そうだけどね、それに王子に戻ってしまうと婚約破棄されそうだ」

「そうですよ、私は王子様には嫁がないんです」

二人は笑って寄り添った



そして1か月後、フェルディナンドとの結婚式、公爵家の結婚式だが女神の愛し子の結婚式、王様の結婚式並みの参列者だった、大聖堂の前の通りには群衆が押し寄せていた


バージンロードを歩く私の手を取るのは義父の公爵

足元にはフェルディナンドと出会った舞踏会で履いていたガラスの靴もどきを履いている

ダイヤをちりばめた白いドレスにとても映えていた(値段は聞かないでおいた)

ドレスを作ってくれた店の従業員は総動員で仕上げてくれた、癒しのポーションを送っておいた


違うだろ、エクサーだろ・・・


フェルディナンドにツッコミ入れられた、またため息ついてる

上級の治癒ポーションのつもりだったんだけど、超級だったみたいで、よぼよぼだったオーナーのおばあちゃんが完全復活したらしい


それを聞いた人たちから問い合わせが来てたが、材料が無いので作れない・・・ドラゴンの涙なんてそうそう採取できないからね、それに100年に一度しか咲かない花とか、たまたま手に入ったけど一回見つけてから後、どの森にも見たこと無いなぁ、ドラゴンは何処か飛んでっちゃって、隠れちゃったみたいで、見つけれないのよね



義父に手を引かれェルディナンドのもとへ

壇上に立つ枢機卿


あの枢機卿ではない別の人だった、教会改革派の代表だった侯爵家の人だ

あの枢機卿、結婚認めないって言って来たのよ、もうむかついたわ

そう思ってたら、王様たちと王子たちと義父達で蹴落としちゃいました、枢機卿の取り巻きたちとともに

聖女さんへの待遇もよくなるとか、よかったよかった、10日ほどで決着させてしまうなんて、かなり前から準備してたんだろうな


聖女さんに、効率のいい癒しの仕方教えたら、喜んでもらえた


能力が10倍になってたって、何したんだ


またフェルディナンドにツッコミいれられた、ちょーと師匠のスキルが働いて、加護がついちゃっただけじゃない



綺麗なステンドグラスの下で、枢機卿の前で誓いを言って指輪の交換、そして誓いのキス

大歓声が聖堂を埋め尽くす、歓声の中

「綺麗だよ」

って耳元で言うものだから真っ赤になってた私、心臓もばくばくだった


気を取り直して、私からの魔法のサービスするよってスタッフの方々に言っておいた、何をするかは黙ってた、フェルディナンドにしつこく聞かれたが、後のお楽しみと黙ってた、フェルディナンドがあたまを抱えてたのは何時ものことよね


私は全属性の魔法の光を作成くるくると大きく空に舞う、その中の黒い闇の魔法が王都をドーム状に包んだ


ちょっとどよめきが聞こえてくる


黒い闇の魔法以外の魔法が上にどんどん上がると

パーンドドーン

はじけて光の火花が飛ぶ

パーンドドーン

空にいろんな色の花火が上がった


皆呆然と見ているその後歓声が沸き起こった、喜んでもらえたが、大きい音で、パニックになりかけた人がいたと後で言われた、幸いすぐに落ち着いたらしいけど

花火に癒しを込めたのでゆるして


驚かせてしまったが、無事結婚式は終わった

大聖堂と邸宅の間をパレードしたんだけど、恥ずかしかったなぁ

邸宅では一週間パーティが開かれた、参加人数が多くて一週間分けて行われたのだった

終わった頃には疲労困憊、体は癒せても精神が疲れたわ、作り笑顔って疲れるのね


結婚生活は順調だった、私はしばらくはのんびり過ごしていた

他国から私への訪問の依頼や他国の教会からの相変わらずの私への教会在住の強制何かが多々あり、お屋敷の一角にその手紙や訪問者への対応用の専門の屋敷が作られたくらいだった

すごい数の手紙に困惑してたわ、使用人の皆さんありがとう


それからは、厳選された訪問先に夫婦そろって訪問、外交と癒しをして回った

忙しくも幸せな毎日を送りました。


めでたしめでたし






追記

子供は長男・次男・長女と双子の兄妹の5人産みました

長男は私の遺伝を受けて、職業は聖者、教会で枢機卿に

次男は宰相に

長女は女性初めての将軍に

双子は・・・・二人で何処かに行ってしましました

冒険者になって世界を回っているみたい


END



























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灰いかぶり令嬢の物語 朋 美緒(とも みお) @mio2778

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