ありきたりの小説の次を読みたい方に

ラノベの中には発生した仕掛けが素直に発現する作品が多いと思う。この作品はそうではないので、そういったものを好まれる方は是非。
高位貴族に突っかかると軽く家がとりつぶされる世界の中でそれでもなお突っかかっていくリアル感もあり、主人公は親族以外にあまり心を開かないつくりのため主人公に関わる人物がさくさく消えていくテンポも癖になる人がいるのかもしれない。
とかくやりたいことが多い作品なので、物事の描写ではなく説明ですませている部分は多く、淡白な文体もテンポ(状況進捗の素早さ)をうんでいる。

その他のおすすめレビュー

ナカヌラさんの他のおすすめレビュー342