第3話 息子の遊び

歩き始めたら、公園デビューが待っている。お兄ちゃんも、可愛い弟と一緒に公園で遊ぶのをずーっと楽しみにしていた。


だいたいの遊び道具はあるぞぉ!

兄ちゃんの時に使ってた砂場セットにおままごとの道具…そのほか色々。。


集合住宅に住んでいたので、近所にはたくさんの子どもたち。

さあ!仲間入りだ!


砂場に行く!…………

……秒でいなくなる。。。。


追いかける!

息子が走ってる先に何か興味深いものがあるの?

……いや、特にない。


あるとすれば、目の前に続く道。。どこまでも続く道……。

車が通っていようが、信号が何色だろうが関係ない。

道が続く限りひたすら走る。。


いやいやいや、ダメダメダメ!

ここで一緒にみんなと遊ぼう!


秒でいなくなる。。。。(;_;)


どこ行くのー!!


次の先は駐車場に並ぶ車………の「タイヤ」


車ではなく、タイヤ。

1台1台、タイヤをジーッと見て何か確かめている…嬉しそうに。。


お兄ちゃんも友達も一緒に遊ぶどころではない。


その頃、私のお腹には3人目の赤ちゃんがいた。

走って追いかけるのは命懸けだった。


家に居ることが多くなる。


家で抱っこしていたら、何かを見て大爆笑している。

ビデオでもテレビでもおもちゃでもない。

息子の視線の先は台所の換気扇。

たまにクルクル回るのを見ては大爆笑している。

えっ、換気扇??


食事の時間には、コップに入ったお茶に反応。

お茶が入っていると手を突っ込んで水遊びを始める。

怒っても怒っても繰り返す…

私の言葉に反応してないの?


一緒に遊べる物が見当たらない……

コミユニケーションのとり方が分からない…



病院の検査は2ヶ月待ち。。





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