第18話 BSをまた見られるように

このほど、ネット接続サービスを変えました。

さっそくクラシックの良い番組があり録画しました。旧ソ連から西側に亡命したピアニストのドキュメントと演奏でした。

https://www4.nhk.or.jp/pcafe/x/2019-12-13/10/23644/2325978/


「漂泊のピアニスト アファナシエフ もののあはれを弾く」(2008年)

日本のどこか美しいお寺かどこかの一室で、アファナシエフがピアノを演奏し、生誕から現在までのこと、音楽観や亡命者としての思いなどが語られます。

日本の古典への造詣が深く、その原点は学生時代。政府が禁書していたので読みたい本が限られるなか、日本の古典文学は対象外だったそうで、学生達に好まれたそうです。


ソ連から西側への著名人の亡命は、あの時代わりとある話という程度の認識でした。ひとりの人生を詳しく知れば、重いものを抱えざるを得なかったのだなと苦しい気持ちになります。

独特の音楽観も素晴らしく、作家詩人でもあられるので、読んでみたくなりました。

年末を忘れて、番組で語られたアファナシエフの言葉がじわじわきています。



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