第32話 愛する意思を忘れたとき、恋を覚える。これが不倫ですね。

お久しぶりです。いや〜、こういうエッセイ的なものは本当はnoteとかに書くべきだったんでしょうね。みんな小説を書いている中、なんだかここで書いてもいいのかしらと思いつつ、11万PVを突破しました。厚かましく時々書き続けることにしました。


さてさて。

実は、東出くんの不倫報道以降、4年前に書いた本がじわじわ売れているという珍現象が起こっています。

その本は「糟糠の妻はなぜ捨てられるのか」(プレジデント出版)です。


男性の不倫のきっかけ、不倫をされる妻(サレ妻っていうのでしょうか、今だと)の特徴、不倫をしやすい男性、しにくい男性などを詳細に解説した本です。


もう書いたことすら忘れかけていたある日、日刊ゲンダイさんから取材があり、誌面のほうでもコメントが掲載されました。明日も掲載される予定です。


ところで、私は仲人です。結婚へと導くのが仕事です。でもこうやって不倫の話をしていくうちに、「結婚ってゴールじゃないなあ」とひしひし実感しますね。


そりゃそうですよね。生きている人間が一緒にいたら、いろんなこと起こりますよね。楽しいことだけじゃないです、もちろん、もちろん。


生きている人間がずっと一緒にいようと思ったらですね、「愛する」という決意を続けることしかありません。

恋は自然に出来ますが、愛することは、意思がなければ続きませんから。


愛する意思を忘れたとき、恋を覚える。これが不倫ですね。

恋は、意思なんていらない。そのうえはまりやすいから、世の中から消えないんだろうなと思うわけです。


でも、一度でもはまったら、もう大事なものは失います。

結婚生活が続いていたとしても、配偶者にばれなかったとしても、

あなたが相手を愛することをやめてしまった現実をあなたがごまかせないからです。


あなたから大事な愛を奪うのが不倫です。

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