第二首 バレンタインチョコ 七句

「しかしまた、不意に甘味の話を繰り出すは、何故か?」

「……お前こそ、急にいつもと違うテンポで核心を突くこと口にするなよ」

 落ち着いて返しているつもりだが、内心ではかなり驚いてしまっている。

「わちしにも、この時代に蔓延る話し口調、覚える学は、持ち合わす。さてみさと、弟子のわちしから師への問い、未だ流れはしておらぬ。」

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