設定:建造魔人・機動超人クサマ

 ややネタバレあり。



《諸元》

体高:35メートル

重量:推定1,200トン

動力:超大容量蓄電体

装甲材質:超剛性強化合金(特殊超合金と高強度炭素系繊維による複合装甲)

推進機関:水素プラズマロケット、斥力生成装置

最高飛行速度:480km/h(斥力生成装置のみ) マッハ3(水素プラズマロケット併用時)


《概要》

 対宇宙生物用の陸戦型機動兵器(早い話、戦闘用巨大ロボット)。

 機体の九割以上がオーバーテクノロジーを用いて作られている。

 高性能人工頭脳が搭載されており、自律行動ができる。言わば自我を持っている機械(機械生命体)と呼べる存在。

 専用の懐中時計型声紋コントローラーから送られてくる指示を最優先に行動するが、普通に喋りかけるだけでも行動してくれる。


《動力》

 反応炉のなみの蓄電量を誇る超大容量蓄電池が用いられている。

 反応炉とは違い、放射線の遮蔽、プラズマの封入のエネルギーロス、がないため小型で軽量かつ無駄がない動力源と言うメリットがある。

 逆にデメリットとしては、初回の充電に時間がかかることと、電池の製造には高度なナノ技術が必要なこと。(その正体は、怪獣の細胞内にあった蓄電物質の構造を真似た人工物)


《武装》

十指機関砲じゅうれんぽう

 左右両手指先に搭載されている機関砲。

 液体装薬式のため排莢の必要がなく、特殊合金弾を高速で連射できる(初速マッハ三)。



八連装誘導弾はちれんばくそう

 両肩部に内蔵された八連装(合計十六門)の精密誘導弾発射機。使用するさいは肩部のカバーが開く。

 自律誘導だけでなく、機体からの無線誘導も可能(つまりクサマの意思で誘導弾の進路を変えられる)。そのため、一発一発がしぶとく追尾してくる。

 


殲滅火炎砲ほうしゃかえん

 手首のあたりから放射される高熱火炎。燃料は焼夷剤に特殊な薬剤を混合したもの。

 燃焼温度は3000度に達する。



分子振動透過鉄拳ぶんししんどうとうかてっけん

 特殊分子振動武装。

 手を高周波で振動させ、その高周波で対象の分子の振動波形を共鳴させ分子間を透過させる。

 その作用により対象に外傷を与えずにして内部器官を抜き取ることができる。



閃爆大神弓せんばくごうがん

 本機最大の武装。

 胸部内の収納スペースから折り畳み式の弓と矢を取りだし、超高熱プラズマが封入された矢をいる武装。

 矢にはロケットエンジンが搭載されており、弓の力とロケットの推進力を合わせることでマッハ10以上の速度にいたる。

 鏃内には超圧縮した高エネルギープラズマが封入されており、対象内部でプラズマが解放される仕組みになっている。(つまり数百万度を体内に流し込まれるようなもの)

 矢の構造が極めて複雑なため、一本生成するにも十五時間かかる。そのため連続での使用はできない。


《ブラックボックス》

 本機に内蔵されている超機密装置。

 機能の核となる物質が通常状況(地表環境)では生成が困難で、現状の段階で開発するのは不可能。そのため星外魔獣から得た物質を直接利用している。


・空中元素固定ユニット

 周囲に存在する大気や物質を原子まで分解し、再結合させることであらゆる物を作り出す装置。

 記憶済みの物質ならいくらでも製造可能。

 弾薬や推進剤の生成だけでなく、多少の機体の修復もできる。


・斥力生成装置

 機体周囲に反発力を発生させる装置。

 これを利用することで航空力学を度外視した飛行や、地表を浮上走行することができる。

 また機動の補助や飛行時の姿勢制御に用いられている。

 この機能により、その巨体に見合わぬ運動性と機動性を可能にしている。






《後継機》

 海戦型のモデルが存在しているが、設計図は未完成。


機体名・海洋戦人かいようせんじんシキシマ

体高:40メートル

重量:3,500トン  

武装:水陸両用魚雷

   噴進式分離鉄拳

   その他検討中

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