「理甲」「理幣」「伴侶亜人類」など、きっちりとした設定に支えられた作品世界が魅力的です。物語の主軸であるリクラフの、謎めいた在り方にも興味を惹かれます。ここからの展開が期待されます。
レトロフューチャーSFのシリーズ(「メトロポリタン・ストーリーズ」)や青春小説など、一般小説や文学寄りの作品の書き手です。 ステキブンゲイ大賞(3次通過2回)…
作中に出てくる、ある種族をめぐる物語。それは深く密接しない者以外には恐ろしく機械的に見え、そして恐るべき力を秘めている。だからこそ戦争の道具として使う道を選んだ。だがその種族は密接する者にとって…続きを読む
相容れない者を、思想を、文化を、人はどの様に認めるのか。或いは決して認めない為の理論を、どの様に構築するのか。人は人である以上、何かに縋り、依って生きるしか無く、更に己が寄る辺の存続を脅かす存在…続きを読む
侵略者の軍と土着の抵抗勢力、本来は敵同士の二人の女性が不思議な縁で知り合い、お互いへの理解を深めてゆく。今後の苦しい展開が予感される一方で、タイトルが希望を繋いでいるように感じる。リクラフが…続きを読む
伴侶亜人類。読みはプロクシーズ。片方は信仰を以て、もう片方は信用を担保に、人に似た身のプロクシーズを戦いに駆り出す。そういう世界の物語。ファンタジーのような、SFのような独特の手触りを感…続きを読む
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