丑三つ時

“シーン”とした部屋。


これは誰かの造語だったか、、?


しかし、本当に何か音が聞こえるのだ。


シーン、なのか、サー、なのか。

よく分からない。


音にならない音。


耳小骨を揺らすような、

脳に響くような、

何処からともなく、

聞くわけでもなく、

音。


空気の音か、

血潮の音か、


随分と昔から聞き慣れた音だ。


安心できるとともに、

何処か怖さを含んでいる。


そんな音が、僕は好き。

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