序、ガラスの赤い靴

 私は、踊る。赤い靴を履いた女だから。一度履けば、己の足を切り捨てるまで躍り続けなければならない。


 けれど、構わない。私の足がどうなっても。


 赤いガラスの靴は、私の夢だから。あなたと約束した、私の夢だから。

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赤い靴を履いたサンドリヨン 坂裏庵 @anne_sakaura

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