一瞬とそれから。キリトリとこれから。

キリトリセン、空を走るわけでもないのでファンタジーじゃないですよ。
だけどそれは一夜限りの幻のキリトリセン。幻だけど誰もそれをバカにしない。今年もくる、だから彼は草を刈る。
草は生き生きとどんどん伸びます。ある年の一夜と毎年恒例の草刈り。

寒かったあの日が嘘のように、そこにあったいろんなモノがなかったかのように草で覆われてしまう。あのときああすればよかったなんて何度も呟いた。個人的な思い出にも浸りながら読みました。

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