第7話高校で

合宿から半年が経ち、私は高校生になった。合宿で出会った彼のことを忘れることが出来ずにいた。後輩のために克服ポイントや練習メニューをノートにまとめている彼。後輩の話し相手になってる彼。男女隔てなく接してくれる彼。彼の全てが愛おしかった。彼に会うことはもうないと思っていたのに私は友達とふざけている彼を見つけた。その日から私は彼と廊下ですれ違う度に胸の高鳴りを抑えるのに必死だった。この気持ちを伝えたいのに伝える勇気がない自分がまどろっこしい。ある日奇跡が起きた。なんと彼から付き合って欲しいと言ってきたのだ。私は二つ返事でOKした。この日のことは一生忘れない。

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