いにしえの都の物語 前日譚

俺とカレーと鬼姫と

第0話 登場人物紹介

　俺は忘れない。

　たとえ誰が忘れようと――俺は忘れない、絶対に。

長野県大町市にある仁科三湖の一つ、木崎湖。

そこには人に知られていない歴史的事実があった。

木崎湖に棲む鬼とそれを追う考古学者の伝奇活劇が今、始まる。

――　ご注意　――

　この物語に出てくる場所、名称、歴史、人物などはすべて架空のものであり、実在する名称、団体とは一切関係ありません。たとえどんなに似たような場所や歴史的考察があったとしても、それらはすべて偶然によるものです。

　もちろん学校のテストにも出ませんのであしからずご了承ください。

【登場人物】

深山　真一（みやま　しんいち）　30代 男

　冒険が趣味の考古学者。教員免許や空手・柔道・合気道会わせて10段のすごいやつ。カレーは飲み物。

上月　源一郎（こうづき　げんいちろう）　60代　男

　大人気料理番組で伝説の料理人として有名だった老人。

上月　希美香（こうづき　きみか）　12歳　女

　上月源一郎の孫娘。

吉崎（よしざき）　さとる　20代　男

　役所勤めのしがないサラリーマン。深山にカレーをおごる役。

※拙作のゲーム「いにしえの都の物語」とは年代設定に1年ほどのずれが生じていますが仕様ですのでご容赦願います。