Ⅺ. お前はそれを作品と呼ぶのか?
すみません、タイトルからいきなり口汚いです。
投稿サイトに上がっている様々な作品をランダムに拝読していて、ヘドロだらけのどぶに足を突っ込んでしまったような気分になるときがあります。
どういう作品にそんな不快感を抱くのかというと、小説というものをなめている作品です。端的に言えば、個人的連絡事項とか思いっきり不完全なものとかを作品として投稿しているシロモノです。
ひどいのだと、こんな感じです。
**********
例)
小説書こうと思うんだけど、設定だけ書くね!
太郎(仮名)
学園の王子。文武両道でモテる。冷たく見えるけど密かに花子を思っている。
花子(仮名)
太郎と同じクラス。
(中略)
ねー、こんなのよくない?
今度プロローグ書くね!
**********
こういうのを小説投稿サイトで作品として投稿する人、ほんとにいるんですよ。
中高生くらいの物書きさんに多いのですが、成人した人にもいます。
そこで言いたくもなるわけです。
お前はそれを作品と呼ぶのか?
そういうのはチラ裏だろ?!
ダイレクトメッセージか近況ノートかTwitterでやれや!
だいたい、本文書く前から内容ちら見せって、直木賞芥川賞ノーベル文学賞の受賞実績がある一部の大御所、あるいは漫画・映像系のビッグネームしかさまにならないやつですよ。
それに加えて、個人的な偏見をぶちまけます。
プロローグ、あるいは連載が始まって間もないころに人物設定、舞台設定を箇条書きだとかスレッド表示とかで説明したパートを持つ小説は99%駄作なので読むに値しません。
超大作が途中でストーリー整理が必要になったときにそういうガイド的ページを設けるのは良しとしますが、大体人物設定や舞台設定は小説の本文で読者へ伝えられるべきもので、こういう設定説明ページを頭に持ってきている小説のほとんどは
「設定説明で解説してるからいいよね」
という筆者の心の声がダダ漏れな描写の雑さが目に付きます。
描写が雑でない作品ももちろんありますが、そしたら設定説明ページ要らんやろ!! とっとと設定ページ削除しろ!
とにかく、物書きの端くれなら本文で勝負する心意気で!
そして、本当に「作品」として胸を張れるものだけを投稿して欲しいんですよ!
あっ、このコラムのⅤで言ってることと矛盾してますね?
どうぞお気になさらず!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます