とある社畜の休日

園藤 雅也

とある社畜の休日

ジリリリリリリ!!

携帯のアラームが鳴り響く部屋。

スマホを手に取り、アラームを止め、俺は時間を見た。

ウワッ!!やべぇ!!って一瞬時刻を見て焦ったが、そういや今日は休みだったなと安堵し、俺は再び寝る事にした。


数時間後、俺は目を覚まし、まずはカーテンを開け、その後に用を足し、顔を洗い、シェーバーで髭を剃ったあと、冷蔵庫から昨日帰りに近所のスーパーで買った半額の惣菜と、ラップで包んだ白飯を取り出し、それをレンジで温めて食べた。

「ハァ・・・気付いたら俺ももう30過ぎたんだなぁ・・・周りは結婚して子供が居るって言うのに、俺は未だに相手すら見つからない独り身だ・・・」

そう憂鬱気味に、俺は呟きながら煙草を1本取り出しそれを吸い始めた。

一服し終わると、洗面所へまた向かい歯を磨いた後、ベッドに座り、今日は何をしようか考え始めた。

「とりあえず、ゲームでもするか」

そう言うと俺は、テレビとゲーム機の電源を入れ、最近買ってやり始めたばっかのFPSゲーを開始した。

あまりにも楽しすぎたので、時間を忘れ夢中になってしまった。

気が付いたら、夕方の5時半ぐらいになったのに気付き、俺はゲームを辞め、テレビとゲーム機の電源を落とし、シャワーを浴びに浴室へ向かい、体を流した後外に出る為に、知らないどこかのロックバンドのTシャツと、ジーンズに着替え、家の鍵と携帯と財布を鞄の中に入れて、マンションの自室のドアの鍵を閉めて、出会いを求め夜の街をプラプラと向かい始めた。

外は、夕方なのに猛暑が続く暑さだった。

午後11時。

俺は帰宅し、1人寂しく冷蔵庫から缶ビールを取り出し、帰る途中に寄った近所のスーパーで買った、半額の唐揚げとポテトサラダを袋から取り出し、唐揚げは皿に移した後レンジで温めて、それらをテーブルの上に置き、1人寂しく缶ビールの口を開け、それを口にした。

さっきも行きつけのBAR《バー》で飲んだんだが、今日も出会いは無かった・・・

ビールを飲み越した後、唐揚げとポテトサラダを食べ、ゴミ箱に分別して捨て、食器を洗った後、俺は洗面所へ向かい、歯を磨いた。

その後、部屋着に着替えベッドに向かい布団に入った後

「明日からまた仕事か・・・」

と憂鬱になりながら、照明のリモコンのスイッチを押して明かりを消し、その後眠りについた・・・

明日からまたいつもの一日が始まる・・・

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とある社畜の休日 園藤 雅也 @masaya_endou

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