chapter3 リュウジVS王国軍

あれから、俺はあちこちの村や街を旅し、この世界の事や国の事を独学で学び、そして元の世界で傷付き疲れ切った心を癒していた。

ぶっちゃけ、高校時代までは元カノと家族以外、まともに会話のキャッチボール出来てなかったからなぁ。

大学入ってから、無理してサークル活動に参加したりして、コミュ障克服したっけか?

ただし、ほとんどの人とは疎遠になったのが多かったけどなぁ。

とまぁ、とりあえず今俺が向かっている先はとある王国だ。

そこは、ある無能な国王と貴族共が、毎日議会で下らない喧嘩を繰り返し、国民に長時間労働をさせ、高い税金を貪ると言う、俺が元いた世界と同じで酷い目に合わせているらしい。

おまけに国民も元いた世界でわかりやすく言えば、新聞とかでメディアに踊らされるという哀れな奴等ばっかだと聞いた。

それで、俺は自分の能力を使い、この国家に宣戦布告をこないだ伝書鳩を使って馬鹿国王共に伝えた訳だ。

俺は流石に正体を隠す為、軍服とコートに着替え、顔には悪魔の仮面を着け、軍勢の前に立った。

恐らく、奴等は俺が一人だからって油断しているだろう。

だが、奴等が油断している隙を狙って俺は敵の軍勢の上に、想像して作った砲弾何千発もぶち込ませた。

そして、戦車と戦闘機の50部隊、銃剣を持たせた歩兵を数千体を前方に自分の影から出し、中には能力者も数千人は居て抵抗はしたみたいだが、奴らを戦意喪失させる事に成功した。

その後、俺は自分が生み出した部隊を引き連れ都市へと乗り込んだ。

どうやら国民は、避難している様なので俺はひたすらに破壊活動を繰り返し、愚王が居る宮殿へ乗り込んだ。

すると、王の間には王の家族とそして、アホ面をかました貴族共が呆然と立っていた。

俺は笑いながら、今まで自分達が犯した愚業を問い詰めそいつらを予め用意してあった刀でそいつらの首を落とした。

元居た世界と重なっていたからとてもスッキリした気分だったよ。

そして、占拠した後、避難していた国民や、恐怖に怯えた兵士達を集め、馬鹿国王とその愉快な仲間たちの首を晒しあげた。

その後、俺は民の前でこう告げた。

「前の王や貴族共は私が討ち取った!!今から私がこの国の国王だ!!だが、そんなに恐怖をしなくてもいい、お前達は今から自由だ!!」

と告げると俺は、自分が破壊した建物などを一瞬で建て直し、そして

「これが私の能力ちからだ!!」

と説明した。

ただ、負の感情が俺の糧になる事は言わなかったけどな。

すると、国民共は

「あぁ・・・神よ・・・」

と泣きながら、俺に感謝の敬意を称し歓声が溢れ返ってきた。

凄い気持ちがいい気分だった。

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