第十八話「加賀原高原に地獄を見た」

開幕からの一大事に、観客席は沸き上がる。

ここに来ている観客は、こういうものを見に来ていると言っても過言ではない。

 

「博士………」

「恐ろしいだろうが、これがマッド・ビルド・ロードだ、王慢党の規制で性欲が発散できず、代わりにこれで発散しているのさ」 

 

燃え上がるマシンに、消火班が必死に消火作業にあたるのを「盛り上がってんのにやめろよ!」と罵声を飛ばす観客までいる始末。

 

間接的ではあるが、自分が涼子と準をこの危険なレースに参加させてしまった。

光の心が、罪悪感からズキリと痛んだ。

 

「………僕のせいで………」


脳裏に、次郎の言葉が浮かぶ。

“女の陰でバトルの解説をするような男は殴られても文句は言えない”と。

 

「………最低だ、僕………」

 

光の心に、僅かな傷が、疼いた。

 

 

 

 

 

………………

 

 

 

 

 

さて、当の涼子はというと。

 

「ッハハハハーーッ!!」

 

駆けるクリムゾンバニーと共に、このレースを全力で楽しんでいた。

 

しかし、分類は「一応」バイクのクリムゾンバニー。運転席部分は丸出しだ。

そこに乗る涼子は、水着同然のレースクイーン・スタイル。

大丈夫なのだろうか。

 

「んなワケあるかい!まだ温いとはいえ9月だぞ?!クッソ寒いわ!!」

 

………と、ズビビーとわざとらしく答えてくれました。そういう事だろう。

 

「ん?」

 

しばらく爆走していると、高速道路が下り坂になっているのが見えてきた。

 

「来たか!」

 

ニィィと笑い、涼子がアクセルを回す。

ネオプラズマエンジンのキィィンという駆動音と共に、クリムゾンバニーが加速する。

他のマシンも、そのエンジンを吹かせ、よりスピードを上げる。

後続のマシンは、なんとか追い抜こうと必死だ。

 

そして。

 

「イヤッホォーーッ!!」

 

下り坂にマシンが飛び込む。

その先にあったもの。

 

それは、大地。

舗装も何もされていない、自然のままの荒野。

そこに、何台ものマシンが飛び込めば。

 

「ぐげ!」

「ぎゃ!」

 

ブワオオッ!と広がる土煙。

視界を奪われたマシンが次々と激突し、ドワォ!と爆発する。

ある者は転がり、ある者は、踏み潰され。

前を走っていたため土煙を逃れたマシンも、運悪くこの地獄の玉突き自己に巻き込まれ、爆散する。

 

………後続のマシンが必死に前に出ようとし、前を走るマシンが直前に勢いをあげた理由はこれだ。

 

坂になった高速道路から高速て飛び込んだマシンによって、土が舞い上がる。

視界を奪われた後続のマシンは、連鎖的に事故を起こして脱落してゆく。

 

『これぞマッド・ビルド・ロード名物が一つ!“デッド滑り台”だァーーーッ!!今年もすごい数の花火だァーーー!!』

 

事故を「花火」と称し、テンションの高い実況が叫ぶ。

吊られて盛り上がる観客たち。

 

「はははっ!最高だな!!」

土煙の中から現れるクリムゾンバニー。

 

「………ふん!」

続く、青龍号。

 

「さすが毒島博士作、びくともしないわ」

コバルトパンツァーも無事だ。

 

当初よりレーサーは遥かに減ってしまったが、まだまだレースは続けられる。

 

そう、ここは始まりでしかないのだ。

これから始まる、マッド・ビルド・ロードという死のレースの………。

 

 

 

………………

 

 

 

爆音を立てて荒野を失踪する、鉄の狼達。

 

ここは、「加賀原高原」。

かつては広大な自然が広がっていたが、火力発電の燃料の為に多くの木材が伐採され、今は見る影もない荒野だ。

………もっともその大元の原因は、コバルトパンツァーにも使われているニトロエネルギーによる発電を、市民団体が騒いで止めた事による、エネルギー不足なのだが。

 

この、一見すると何もない荒野にも、マッド・ビルド・ロードの名を不動の物にしている名物が存在する。

それは………。

 

「ヒャッハー!」

「ぐええ!」

 

トゲのついたマシンが、隣を走っていたマシンに体当たりをして破壊する。

そのマシンに巻き込まれて、さらに爆発炎上するマシン達。

 

「ヒャヒャヒャ!」

「嫌ァーッ!来ないでー!!」

 

女性レーサーの乗ったマシンに、お手製のミサイルを飛ばしながら煽るマシン。

このレーサー、女の泣き叫ぶ姿が大好きなイカれ変態のようだ。

こういう目的で参加するレーサーも、珍しくない。

 

開けた荒野だからこそ、レーサーが自主的にやり始めるこの乱闘。

「ある程度」の妨害行為として行われる、レーサー同士の潰し合い。

 

『爆発!爆発また爆発ぅ!マッド・ビルド・ロード名物が一つ!“乱闘スマッシュ”は本日も大盛況ーーッ!!オラオラ潰せ!殺し合え!!』

 

ハイになった実況者と更に沸き立つ観客の見つめる実況モニターに、レーサー同士が潰し合い、マシンが荒野の亡骸と化す姿が映っている。

爆発が起きる度に、観客は歓喜の叫びをあげた。

 

 

「や、やめて!向こうへ行って!」

「へへへ!そんな恥ずかしがるなよぉ!」

 

ここでも、大人しそうな美少女レーサーに乱暴を働こうとする、モヒカンのレーサーの姿。

バギーから手を伸ばし、美少女に飛びかかろうとしたその時。

 

「………ひゃ?」

 

突然、眼前の美少女がむさ苦しい男に変わった。

否、両者の間にむさ苦しい男が割り込んだのだ。

 

「大の男が、か弱い女を追い回して………恥ずかしいと思わんのかァッ!!」

 

渇と共に、むさ苦しい男の………次郎の鉄拳が唸り、モヒカンの顔面を殴り飛ばす。

 

「あべし!」

 

モヒカンが吹き飛び、乗り手を失ったバギーが転げ、爆発炎上する。

 

「………そこの女!」

「は、はいっ?!」

「このレースは火遊びと呼ぶには危険すぎる、女のお前が出るんじゃない!」 

 

次郎は、助けた女性レーサーに視線を合わさず、レースの危険さを警告し、その場を走り切る。 

その場には、唖然とする女性レーサーだけが残された。

 

 

 

「ま、待て!待てっ!」

「先っちょ!先っちょだけでいいから!」

「チューしよ!チュー!」

 

荒野を疾走するクリムゾンバニーは、今多くの男性レーサーに追跡されていた。

 

当然だ。

発散できずに溜まった性欲を、レースで発散しようとする連中だらけなのがこのレース。

そこで、痴女同然のコスチュームでポールダンスなんてすれば、獣同然の連中の前でポールダンスなんてすれば、どうなるか。

 

残念ながら、ここには論理的に物事を考えられる紳士は一握りしかいなかった。

 

「へへへ、ついてきやがったな………」

 

しかし、この状況も涼子からすれば想定内。

幻覚装置のみならず、このクリムゾンバニーにはマッド・ビルド・ロードで勝ち抜くためのギミックが搭載されている。

 

「これでも食らいな!」

 

クリムゾンバニーの後部装甲が開き、後方向けて何かがばら蒔かれた。

 

以外!それはかんしゃく玉。

 

瞬間、それは後方の車のフロントガラスにかかると同時に、バババンッ!と火花を散らす。

 

「うわあっ!!」

 

驚いたレーサーがハンドルを切り誤った。

隣のマシンに追突すると同時に転げ、別のマシンも破壊する。

その連鎖により、涼子の後続のマシンが次々と破壊されてゆく。

 

「どんなもんじゃーい!アッハハハ!」

 

興奮とアドレナリンですっかり上機嫌の涼子。

すると。

 

「動くなァッ!!」

「うおお?!」

 

クリムゾンバニーに、別のマシンが追突してきた。

軍用の装甲車を改造した、白いマシンだ。

 

「な、何だてめぇ!?」

「私は国際女性安全連合のマタニだ!このレースで行われている女性差別を告発する為に参加している!」

 

装甲車の窓を開けて吠える、マタニという女。

………国際女性安全連合。世界中の女性をDVやレイプといった犯罪から守る為の集まり。

ところが、活動内容がデモ等の抗議活動ばかりで具体的な解決に向けた行動をしない為、日本以外では「珍走団のようなもの」という扱いを受けている。

名前からして誤解しやすいが国連の組織という訳ではなく、単なる民間団体である。

 

「その連合さんがアタシに何の用だ!」

「決まっている!貴様のあの乱痴騒ぎだ!」

 

どうやらこのマタニ、涼子のあのポールダンスが気にくわない模様。

クリムゾンバニーに装甲車をガシガシぶつけながら、涼子に罵声を飛ばす。

 

「お前があんな事をするから女性が性的消費されるんだ!見てみろ!女性レーサーが男に追いかけ回されてるだろうが!」

「知らねーよ!つーかこのマッド・ビルド・ロード自体そういうモンだろ?!」

「だからといって女性に危害を加えていい理由にはならない!」

「傷つくのが嫌ならこんなレースに出なきゃいいだろ?!よく言うだろ、世間はテメーのママじゃないって!」

 

ああ言えばああ言えばこう言う。

両者の対話という名の罵り合いは、平行線を辿っていた。

 

「大体ただでさえ初参加な上に絶対に勝たなきゃならないからレースクイーンやってんだ!」

 

痺れを切らした涼子が、ハンドルを引いた。

すると、クリムゾンバニーが轟音を立てて立ち上がる。

その巨体で、ウィリーをやってのけたのだ。

そして。

 

「テメーらの一方的な正論なんざ知らないね!」

 

バットのように、クリムゾンバニーの巨体が振るわれ、装甲車に叩きつけられる。

 

グシャア!と装甲がひしゃげ、寸是の所でマタニは脱出するが、装甲車は無惨に爆発を起こした。

 

広がる爆煙の中から、クリムゾンバニーが現れる。

今の涼子に立ち止まっている時間などない。

 

「ちっ!とんだロスタイムだぜ………」

 

地平線の彼方に消えてゆくクリムゾンバニー。

そして他の参加マシン達。

 

その場に残されたのは、マタニと大破したマシンの鉄塊。

よろよろと、ゾンビのように立ち上がるマタニ。

その目には、燃え上がるような憎悪の炎。

 

「ウウ………ぐるるる………!」

 

あの憎たらしい涼子の顔が今も焼き付いている。

許さん、女の尊厳を傷つけた奴はただでは済まさぬ!とマタニの怒りが頂点に達した、その時。

 

「スイィィィィツ!モテカワスリムノアイサレガァァァァルッ!!」

 

マタニの叫びが天を貫き、空に現れる異空間への穴。

そして………。

 

 

 

………………

 

 

 

互いに潰し合いながら広野を爆走するマシン達。

涼子も、クリムゾンバニーに飛び交う爆弾を回避させながら進む。

 

「………うおっ?!」


その時、突如眼前に現れる巨大な鉄の箱。

咄嗟にクリムゾンバニーのハンドルを切り、回避する。

 

しかし。

 

「ま、また?!」

 

鉄箱は一つではなかった。

それ所か、障害物競争で使われるような数々の仕掛けが、マシンに合わせた巨大なサイズでそこかしこに広がっていたのだ。

 

『来た来た来たァー!!マッド・ビルド・ロード名物が一つ“サバイバルロード”ぉ!!無事にここを抜けられるレーサーは何人いるんだァァーッ?!』

 

はち切れんばなりの声で叫ぶ実況。

しかし、一体どこにサバイバル要素があるのか。

 

「うぎゃあ!」

「ひいい!!」

 

大概のマシンはスピード勝負しか想定していない。

対策をしていたマシンもいたが、障害物は前年よりも強化されており、乗りきれずに次々と破壊されてゆく。


さて、この関門に涼子は。

 

「………上等」

 

ニヤリ、と不敵な笑みを浮かべる。

この障害物の群れを乗り切る手立てでもあるのだろうか。

 

「見せてやるよ、こいつの、クリムゾンバニーという名前の理由を!」

 

瞬間、クリムゾンバニーのホイールが赤い光を帯び、プラズマエンジンの出力が上がる。

そして。

 

「ラビットジャーンプ!」

『RABBIT JUNP!』

 

電子音声と共にクリムゾンバニーの周りに衝撃波が巻き起こり、その車体を空中に弾き飛ばした。

 

「うお!?何だアレ!」

「マシンが空を飛んでる?!」

 

驚くレーサー達だが、厳密には飛行ではない。

 

クリムゾンバニーの設計者は五月雨。

その為か、クリムゾンバニーにはセクサーロボ開発で得た技術の一部が採用されている。


これは半重力マントを応用した物で、車体を空高く舞い上がらせる事ができる。

つまりは高ジャンプ装置であり、クリムゾン「バニー」の名前の由来でもある。

 

涼子の目的は、レースを勝ち抜く事。

普段ならスリル優先でやるだろう障害物も、今はスルーするだけだ。

 

『おおーっとぉ?!一文字選手、障害物を一気に飛び越える作戦かーっ?!だがこれはマッド・ビルド・ロード的にどうなのかァーッ!?』

「うっせえ!こっちは勝たなきゃならないんだよ!ルールにも飛び越えちゃダメとか無かっただろうが!?」

 

実況に噛みつきつつも、涼子は他のレーサーと圧倒的に距離を伸ばす事に成功した。

 

 

 

さて、他のレーサーはというと。

 

「うおおおお!!」

 

バイクでも大型に分類される青龍号で、障害物を次々と突破してゆく次郎。

まるで、サーカスの曲芸のようだ。

 

「す、すげぇ………」

「バイクをまるで自分のボディみたいに………」

「なんで、あんな事が出来るんだ?!」

 

人間の技とは思えないバイク捌きで、関門を次々と突破してゆく次郎。

脱落したレーサー達は揃って狼狽える。

何故、あんな事ができるのかと。

 

「………そんなモン、決まってんだろうが」

 

次郎のテクニックの秘訣。

それは………

 

 

「男は黙って、気合いと根性!そしてほんの少しの勇気だァァァァッ!!」

 

 

咆哮と共に、青龍号が障害物地帯を抜けた。

 

気合いと根性。

単なる精神論である事には変わりない。

だが、実際に次郎はこの日に備えて血の滲むような特訓を繰り返した。

その時負った怪我が、今でも腹に疼いている。

 

短期間による急激な経験値の蓄積

それこそが、次郎のテクニックの秘訣であり、勝利の鍵なのだ。

 

 

 

さて、三人の中では最下位の準。

コバルトパンツァーの巨体では、まず障害物郡の中には入れない。

他の大型車両組のように迂回して進む手もあったが、それではまず先を走る涼子にも次郎にも追い付けない。

 

さて、どうするか。

 

「………たしかルールには“障害物を破壊してはいけない”とは無かったわよねぇ?」

 

彼女がニタリ、と不敵に笑うと、コバルトパンツァーの砲身がウィィンと動く。

そして運転席に写し出されたバーチャル照準で、狙うは眼前の障害物。

 

砲身が漏れた電気でバチバチと光り、ヒィィンと、内部の弾丸加速装置が起動する。

まさか、この女。

 

「照準、ロックオン完了!射線上にマシン無し!レールカノン………発射!」

 

ドワオッ!

と、加速されて威力の増した弾丸が吐き出された。

 

電力を帯び青白く発行するそれは、衝撃波を起こしながら眼前の障害物を蹴散らし、その付近のマシンを巻き込むように吹き飛ばす。

 

「………へ?」

 

最後にクリムゾンバニーの車体上部を通過し、その路線上にあった小山に激突した。

 

ズワォ!と、山を抉り、吹き飛ばした後、弾丸はようやく止まった。

 

 

そう。

準は障害物を攻略せず、吹き飛ばして道を作ったのである。

 

『な、なんという事か!?準選手、眼前の障害物を避けも挑みもせず、吹き飛ばしたァァァーッ!!なんという大破壊!アルマゲドンンーーッ!!』

 

その豪快さに沸く解説と観客を他所に、コバルトパンツァーは障害物を吹き飛ばしてできた道を爆走し、ついにクリムゾンバニーや青龍号に並んだ。

 

「おい!ありゃアリなのかよババア!」

「お客さんは喜んでくれたわ、アリなのよ、貴女のストリップショーと同じでね」

「ストリップショーじゃねえ!ポールダンスだ!!」

 

そんな言い合いをしながらも、三台のマシンは他のマシンを大きく引き離し、最後の関門向けて走り出した。

 

 

 

………………

 

 

 

一面を覆う銀世界。

9月だというのに、ここだけは極寒の地のように氷に覆われた、静寂のみが広がる。

そこは、生命の寄り付かぬ人工の永久凍土。

 

かつて「川北湖(かわきたこ)」と呼ばれていたそこは、かつては自然に溢れた美しい湖であった。

しかしある時、海外のとあるセレブがスケートリンクにする目的で、ここを買い取ると言い出した。

国有地を買い取るなどあってはならないのだが、当時立場の弱かった日本はこれを了承。

結果、地元に愛されていた川北湖はそのセレブによって凍らされ、人工の永久凍土となってしまった。

 

………が、このセレブが直後謎の死を遂げた事により、この湖の所有権は再び日本の物となった。

なんでも、湖の神の怒りに触れたとか、グラサンのガチムチに殴り殺されたとか言われているが、詳細は不明だ。


レース開始時から早二時間。

トップを走っているのはクリムゾンバニー、青龍号、コバルトパンツァーの三台。

 

この湖を渡りきり、先にある高速道路の入口からゴールまで走りきれば、レースは終わる。

 

ここでスリップを起こすレーサーは多い。

その為、三台ともあまり速度を出さずに走行している。

 

「ここを越えれば、後はスピード勝負!頼んだぜ、クリムゾンバニー!」

 

勝利を掴み取るべく、最後の気合いを入れる涼子。

準も、次郎も同様。

 

だが、そう簡単には終わらせてくれないのが世の常。

 

「………ん?」

 

突然、三人と三台のマシンに影が射した。

さっきまで日光が照っていたのに、まるで何かに遮られたように。

 

「何だ………?」

 

見上げた先に、あったもの。

 

一見すると、それはパラグライダーのように見えたが違う。

助骨(フード)から鳥類のような翼を生やし、頭部には二本の角。

胴体に尾翼のようなヒレを持ち、全身を血のような赤い皮膚で覆った、巨大なコブラのような姿。


「………こんな日にまで出やがるのかよ」


ぼやく涼子に対して憤慨するように、その「鬼性獣ジラージャ」が、甲高い声をあげた。

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