第4話 新幹線とベビーカー

2.新幹線

◆ミッション:ベビーカーの置ける座席を確保しよう◆


 新幹線に乗るときはいつも指定席を取っているのですが、さほど場所にこだわったことはありませんでした。が、今回は子連れ。というか、今後しばらくの間はどこに行くにも子連れ旅になるので、皆さんどんなことに気をつかっているのかリサーチしました。


・多目的トイレ、授乳室のある車両

 まず、こぐまちゃんを連れて新幹線に乗ろうと考えていることをツイッターで呟いたところ、「東海道新幹線なら多目的室や授乳室のある車両がオススメ」と教えていただけました。突然のオムツ替えや授乳が楽にできて、そういう車両なので子連れ家族が多く、多少うるさくなってしまってもお互い様でいられるとのこと。わあい、すっごく魅力的!

 乗るのは東北新幹線なので、教えていただいた車両が存在するかまだ分からなかったのですが、とっても参考になりました。「多目的トイレのある車両」とインプット。


・車両の一番前か後ろの座席

 次に考えたのが、ベビーカーの置き場所。こぐまちゃんはまだお座りが安定していなかったので(※1)、ベビーカーは新生児期から使っている大きめのもの、いわゆるA型ベビーカーです(※2)。

 A型ベビーカーは、折り畳んでもさほどコンパクトにはならず、新幹線ではどこに置いたらいいのか、足元に無理やり寝かせて置くとかかな? などなど、まったく見当もつかず、「新幹線 子連れ ベビーカー 座席」で検索! インターネット素晴らしい。すぐに赤ちゃん連れの皆さんがどんな対策をしているか、いろんな記事を見つけることができました。

 そこで共通していたのが「車両の一番後ろの席」です。

 熊は、たまにしか新幹線に乗らないので全然知らなかったのですが、車両の一後ろの座席は、その後ろに少し空いたスペースがあるらしく、そこに荷物を置いておけるとのこと(※3)。また、一番前の席は座席と壁の間が広く、他の座席よりもスペースにゆとりがあると。

 どちらも、ベビーカーを置けそうな雰囲気。指定席を予約するなら、一番前か後ろとインプット。



 以上のことから、多目的スペース(または多目的トイレ)の近くの、車両の一番前か後ろの席と決めて、いざ新幹線予約サイトへ!

 ……ところがところが、日程が三連休に被っていたせいもあるのか、多目的スペースのある車両はすでに満席。えっ、そんなにすぐ埋まっちゃうんだとびっくり。

 でもまあ、こぐまちゃんは昼間の授乳がもう必要なかったので、いざという時にオムツ替えさえできれば……と気を取り直して、車両の一番前か後ろを探すと、そちらは結構残ってました。ベビーカーは座席の後ろに置く方が楽かなと、オムツ替え台のあるトイレの近くで、車両の一番後ろの席をチョイス。

 行きも帰りもそんな感じで無事に指定席の予約を完了。やったね!


 それにしても子連れの旅行って、こんなに色々考えなくちゃいけないんだなあと改めて。子供がいない頃には、そんな気苦労を想像することが全然なかったので、見えている世界がこんなにも違うんだな、と。


 ちなみに、そのあと東北新幹線のキャンペーンで「夏休みの期間限定、子連れ専用車両」というのを見つけて、すっごく羨ましかったです! みちのくコミティアの日程がギリギリ夏休み前で期間外だったので申し込めなかったけど、すごくいいキャンペーンなので今後も続けて欲しいですっ。



 新幹線の指定席も取れて万全の構えの熊一家。次回第5話「0歳児と参加するコミティアのスペース、どう申し込む?」をお待ちください。

 少し遡って、子連れ参加のサークル配置についてを書きたいと思います。



※1:お座り

赤ちゃんが自分でお座りできるようになる平均月齢は7〜9カ月。のんびり屋さんのこぐまちゃんは、9カ月時点ではまだお座りさせてもふらふらのぐらぐらで、がっちり固定するタイプのベビーカーを使っています。


※2:ベビーカーの種類

A型とB型があって、新生児期は地面と平行までリクライニングして寝ていられるA型を使うのですが、A型ベビーカーは、やわやわな赤ちゃんを守るごつい作りのため、折り畳んでも割と大きいです。

B型は体がしっかり安定してきた月齢の子を乗せるので、スッキリとした作りでコンパクトに畳めるものが多いという印象です。

(最近はA型でもコンパクトに畳めるAB型というものがあるらしいけど、お値段お高め)


※3:大型荷物置き場

一部の新幹線では、2020年から、車両後ろの荷物置き場やその他荷物置き場、大型荷物に事前申し込みが必要になるらしいです。要チェック!

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