第3話 まどろみのなかごみを捨てにいく

「 まどろみのなかごみを捨てにいく 」


隣りも眠っている

雨戸もしっかりと

閉められて


薔薇の葉のグリーンが

こんなに濃いなんて

気付かせてくれる


鳥も

鳴いていないし

葉も揺れていない


いつもの場所に置いて

いつものように

網をかぶせる


きょうは

少し森になっている

ここは森なのか


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