十一作目 ぼくのなつやすみ


 十一作目はこちら、『ぼくのなつやすみ』です! 九月になったタイミングで語る作品なのか微妙ですが、まあ良いでしょう。


 こちらはPSのゲームで、あらすじとしては小学四年生の主人公『ボクくん』が山に住んでる親戚の家に夏休みの間預けられて、一ヶ月自由に遊んで過ごすっていうゲームです。預けられる理由は、なんだっけ? お母さんが出産を控えていたから、でしたっけ? そんな感じで深いストーリーはないです。


 要するに、夏休みの一ヶ月間を自由に過ごすっていうゲームです。一応限定のイベントとかストーリーみたいなのはあるのですが、基本的には何をするのも自由です。釣りしたり、虫取りしたり蜂の巣つついたり木を斧で切ったりなどなど。シリーズは4まであって、私は2までしかやっていないのですが時代背景は昭和ですね。スマホとかゲームはないです。


 平成生まれで、物心ついた頃からゲーム三昧だった私にとっては異世界レベルで違う夏休みを過ごしているボクくんですが、なぜか凄い魅力的だったんですよ。懐かしい、とは違う魅力といいますか。元々このゲームのコンセプトは当時の大人が懐かしい、と思えるゲームだったので、そういった意味で大人向けだったのですがw


 2が傑作と言われているそうですが、個人的には1の方が好きですね。でも2も面白いんですよ。1は山のお話で、2は海なんです。で、2の方が遊べる内容も増えてたり、イベントや登場人物が多かったりして。人間ドラマも結構切なかったり、刺さるものがありまして。遊びやすいのは2かなって思います。


 でもなぜ1が好きかと申しますと、実は当時凄く話題になったホラーな現象があるんですよ。どんなに深い山奥に居ても迎えに来るおじさん、ではなく。そう、知っている人は知っている『8月32日』ですw


 おそらくただのバグだと思うのですが、あることをすると存在しない筈の8月32日以降をプレイ出来るっていうものです。これがね、めちゃくちゃ怖いんですw私、実は偶然この現象を自力で見つけてしまい、トラウマになりましたw


 なぜなら、映像がどんどん壊れていくんですよ。キャラの色が変わったり、欠損したり、音が消えたり、誰も居ない場所から話しかけられたりwそれでも穏やかな日常が続くのだから下手なホラゲより怖いwイケニエノヨルと同じくらい怖いと思います。どうかな?


 あのバグはプレステ版のみで起こるものなので、PSストアからDLしたものや後のシリーズでは存在しないものですので実際に確認するのは難しいと思いますが。バグ含め、とても面白いゲームでした。

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