変わり者

ハラシマツユメ

第1話 「普通」の基準

「○○さんって、なんか変わってるね。」「なんか個性的だよね。」

———こういった所謂「なんか」変わっている人が題材とされた会話を耳にしたことがある、乃至同じような内容の話を交わしたことがある、という人は案外多いのではないだろうか。

この類の話を耳にする度、私には少し気になることがある。それは、「変わった人」という言葉がどういった人を指すのかということよりも、逆に「変わっていない人、普通な人」など存在するのだろうか、存在し得るのだろうか、ということだ。

そもそも「普通」とは何だろう。私達の常用している普通という言葉は、何を基準とした「普通」なのだろうか。

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