運命に翻弄されながらも力強く生きた女性がいたと言う、確かな証

ある日河川敷で見つかった老女の遺体。
彼女の名前は花村悦子。昔はホステスとして働いていたこともあり、ヤクザと繋がりがあったとも言われる、ごみ屋敷の主です。

癖のある人物だったため、その死には色んな憶測が飛び交いますが、果たしてその真相は……
徐々に明らかになっていく、悦子さんの過去。辛い事、苦しい事に溢れた彼女の人生ですが、それでも懸命に生きていました。

花村悦子さんの、激動の人生録。
非常に深みのある内容で、世の中の理不尽さを突きつけられ、それでも読む手は止められない。そんな作品です。

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