第40話 ここは天国か!?

 姫川家・別邸


 リラクゼーションルーム 


 ここは、疲れた心とカラダを癒す憩いの空間。


 心地よい温かいと湯気とともに上がるラベンダーの香り。


「旦那さま、熱くない、ですか?」


「お兄ちゃんの脚ってすんごくキレイなんだね」


 フットバスの向こう、黒ストッキングを穿いた細い足を崩して、セクシーなメイド服に身を包んだセレーネとルナちゃんがかしずいている。

 

 目のやり場にとても困る。


 命の恩人でもある俺に、何かお礼をしたいと、セレーネとルナちゃんが突然……言い出した結果。


 俺は、2ふたりの美少女を侍らせ、フカフカなリクライニングシートに座りフットマッサージを体験していた。


「恩返しとか、そういうのは、ほんとうに……」


「お兄ちゃん、ヒトの好意は素直に受け取った方が良いわよ」


「も、もしかして、迷惑でしたか?」


「べ、別に迷惑とか……そんなことは、ないんだけど……なんか!? 気恥ずかしくて」


「わ、わたくしも滅茶苦茶、恥ずかしいです。

 でも、彩妹さまからお聞きした話によりますと、旦那さまはこういった特殊なプレイがお好きなんですよね」


「だからわらわたちは、お兄ちゃんに喜んでもらおうと思って、手ではなく、おっぱいを使ってマッサージをしているんだよ」


「キモチイイですか? 旦那さま」


 左脚にはセレーネの豊満なおっぱい。


 右脚にはルナちゃんのこれまた豊満なおっぱい。


「めっちゃくっちゃキモチ良いよ。

 ここは……天国か!? って、思うくらいキモチ良いよ」


 俺はフットマッサージを堪能したのだった。

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