第4話:これ、どうしよう(2人)


コロコロ…

「(Σは‼︎違う違う‼︎俺はこの部屋の主、“颯輝”のふりをせねばならぬというのに‼︎)」

しばらく脚長の座椅子を前へ後ろへとコロコロ転がしていた俺はハッとして、頭をブンブンと振った。

よくこんな地味な事で興奮していれたな…と思いながら俺はその脚長文机の上を見た。

書物が文机の台の上に所狭しにと並べられていた。その台の左端には何かわからないが絡繰らしきものが立っていた。

金属のような物に指を恐る恐る近付ける。

その金属のような物に触れたと同時にカッ‼︎と眩しい閃光が走った。

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