青春は悩ましい

このレビューをお読みのあなたは、青春を終えた人でしょうか、青春まっただ中でしょうか。

本作の主人公である高校生男子は、とある事情により、読者に対して心の声がダダ漏れになってしまいました。

その声に耳を傾けると、彼はいろんなことに悩みます。片思いの女の子のこと。仲のいい友人のこと。この悩みこそ青春です。

登場人物はいずれも魅力的な男の子や女の子。いい人に囲まれているからこそ主人公は打ち明けられずに煩悶します。

ダダ漏れになった心の声はどうするのかって? それを聞く人のことはレビューでは言えません。読んで確認してください。

青春を終えた人は追体験できます。青春の最中にある人は、悩むのは自分一人でないと学びませんか?