一言言わせて下さい。
凄かったです!と言わざる得ないくらい設定と熱意、そして物語を夢中に読者がイメージできる壮大な描写に……。
伝えたいことが多すぎて、何から話せばいいのやらとなりますが、拙いレビューを!
テーマは、「時」
現実世界の私達の時間が止まります。
何を言っているのかわからないと思いますが、本当に無我夢中で読んでしまうほど、特に後半の追い込みは半端じゃないんです!
キャラクターの個性は勿論いいですし、何より作品の熱が画面越しから伝わります!
こんな文章書いてみたいです、続編を見てみたいと思わせるエンディングで、凄く素敵でした!
これからも頑張ってほしいです!!
国で時を刻むのはたったひとつの時計台。決して狂うことのない、修理はもちろん調整すら必要としない時計。しかしある日、その時計に異変が――。
繊細で美しい情景描写とやさしく幻想的な空気。それを切り裂くような緊張感と迫りくる危機。美しく鋭く。やさしく激しい。謎が謎を呼ぶ、時間と人間を描いた本格ファンタジーです。
お転婆で愛らしい王女と、その王女にそっくりな謎の少女。そして飄々とおいしいところをかっさらっていく兄王子に、個性的なサブキャラたち――と、登場人物たちもまた魅力的で。幻想的でありながら、とても骨太な物語です。この軽やかで濃密な世界をぜひ体験してみてください。
ちなみに、兄王子が活躍する姉妹編『天空の標』も絶賛連載中です。そちらも合わせて読むと、おもしろさ倍増しますよー。