ポラリスよ、何処
折川ひかり
#0 プロローグ
急に、エッセイのような、日記のような、自分でもよく分かっていないけれど、とにかく文章が書きたくなった。
文字が好きで、言葉が好きで、文章が好きだ。読むことも、書くことも、考えることも。可能ならばずっと触れていたい。不可能だけど。
書きたいと思う理由は、たぶんそれだけでいいと思う。
この場所にしたのは、ここだったらもしかすると続けられるかもしれないという期待があったから。
これまで、手帳に日記をつけてみたり、インターネットの海に言葉を流してみたりといろんなことをしたけれど、半年も続かなかった。文章の量につまずいたり、書きたいことが分からなくなったり、星の数を気にしたり、手帳を開かなくなっちゃったりして、それらは今もまだそのまま手をつけられていない。
でもやっぱり、書いているときの楽しさをまた味わいたくなったんだろう。
だから、ルールのようなものを作ることにした。
一、書くことを楽しむ。
一、書いた文章の多い少ないは気にしない。
一、どれだけ空白の時間が長くても、この場所に書きたいと思ったらまた戻ってくる。それを許す。
さいわい、時間はたくさんある。片道2時間強の通学時間とか、どうしようもないくらいに退屈な講義の間とか、何もすることがない夜とか。
大学生という余白たっぷりな時間の断片を、移ろいやすい感情を、考えを、書けたらいいな。
たぶんそんなに続かないんだろうけど、まあいいや。
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