ここまでの登場人物紹介&裏話

相澤司(高2)

重音楽部部長。トニー・アイオミに憧れて、ギターのみならずボクシングまでやってるギタリスト。ギターも作詞作曲もボーカルも上手いが、本人は自信がない模様。好きな食べ物は米と肉と華陽軒のラーメン。

母親の浮気のために両親が離婚しており、男手ひとつで育てられ、女っ気のない生活を送ってきた。尾津と和田とは幼馴染の腐れ縁。最近は芽衣子のことが気になって仕方ない。目つきの悪さがコンプレックス。実は重音楽部で1番背が低い。なお、本人の知るところではないが、男にも女にもめちゃくちゃモテる。

作者の高校の頃の同級生がモデルのため、「ふやけた海苔が嫌い」という設定があるが、絶対使わないと思う。

LINEのアイコンは自分のギター。


瀬戸芽衣子(高2)

どこかミステリアスな転入生。レッドスペシャルを操り、どんな曲でも華麗に弾きこなす。転入初日に相澤へキスをかました割に、そこまでエキセントリックな性格ではない模様。好きな食べ物は相澤の食べてるもの。

オシャレに興味がある様子だが、容姿に自信が無いらしく、足踏みしている。ちなみにブライアン・メイをリスペクトしている割に、勉強の成績は悪い。

習作「さらば!愛しのギター小僧」にも出ていたが、その頃はべらんめえ口調の番長で、1番キャラが変わった。

LINEのアイコンはペンギンのぬいぐるみ。


尾津(高2)

重音楽部のヴォーカル。よく言えば純真無垢、悪く言えばアホ。高校生にもなって、お菓子につられて誘拐されかけたことがある。田んぼで泳ぐ鴨を眺めて遅刻することが多い。

ブラックサバスを歌うことにかけては天才的な声を持ち、どの時期、どのヴォーカルの曲でも十分に歌いこなす。ただし天才的に応用がきかず、サバス以外はろくに歌えない。最近がんばってる。

ちなみに、ヴォーカルをしているから「オズ」なんではなく、「オズ」って名前だからヴォーカルをやらされている。

LINEのアイコンは狼男オジー。


和田(高2)

重音楽部のドラマー。流行り物の目利きは上手いが、なぜサバスのコピーバンドにいるのかは不明。気のいい常識人。学年に1人はいる、高校生とは思えないおじさん臭さを醸し出すビジュアルの奴だが、実はお菓子作りが上手い。

実際のところ重音楽部でいちばん癖が少ないため、たまに吹奏楽部とか軽音楽部で演奏してたりもする。

作者の幼馴染がモデル。中学の修学旅行のバスで鮭とば貪ってた。

LINEのアイコンは半裸のビル・ワード。


寺嶋(高2)

重音楽部のミステリアスなベーシスト。いつも黙って誰かをじっと見つめている。喋れないわけではなくて、喋らない。喋るときはべらべら喋る。

オカルトと下ネタが好きで、学校にストーンヘンジを建てようとしている。霊感は普通にある。プレイスタイルはピートタウンゼントで、SNS上では結構注目されてたりする。

初期はふつうに喋るキャラとして構想していたが、喋んなくても存在感は出せることに気づいて無口に。

LINEのアイコンはギーザー・バトラーのライブショット。


星野(高2)

生徒会長。顔に大きな痣がある。エキセントリックかつ機転のきく性格だが、感情のアップダウンは人より激しく、キャパが少ない。寺嶋と同じくらい下ネタ好き。人望の厚さは住川高随一。

作者的にはいちばん好きなキャラ。友達になりたい。

LINEのアイコンはポール・スタンレー(素顔)。


霜山(高2)

生徒会副会長。算盤弾きがうまくキャパが多いが、堅苦しく機転の効かないタイプ。重音楽部に冷たく当たっているものの、相澤のオリジナル曲はこっそり録音して聞くほど相澤のファン。お化けが苦手。

LINEのアイコンは火を噴くジーン・シモンズ。


栗栖(高2)

吹奏楽部部長。大柄な体格でぶかぶかとチューバを吹く。いつもニコニコした気のいい雰囲気だが、人知れず何かを企んでいる模様。担当はチューバだが、チューバよりもピアノが上手い。

中学の先輩がモデルだが、先輩が元気いっぱいなのに対し、栗栖は今のところ喋ってない。

LINEのアイコンはお魚。


加藤(高1)

美術部。脱色した髪でカートコバーンを気取りたいが、汚めのアバッキオとか遊戯王のアレとか言われてる。いつも早朝から美術室に入り浸って絵を描いており、非常に巧いが、本人曰く絵が好きなわけではない。斜に構えているかと思いきやそういうわけでもなく、なんとなく真面目でなんとなく不真面目。

1年3人の中ではいちばん口調が丁寧な感じに描写している。差別化が難しいのだ。

LINEのアイコンはカート・コバーン。


阿久津(高1)

帰宅部。ゴールパフォーマンスがアクセルローズだったためにウザがられてサッカー部を追い出された。どこの学校にもいる単純な調子の良いアホ。性格は誠実で、いじめや曲がった事が嫌い。加藤がひとりで悩むタイプなことを密かに気にしている。

小中の同級生がモデル。林間学校のキャンプファイヤーで女装してダンスしてた。

LINEのアイコンはスラッシュ。


伊藤(高1)

軽音楽部。生徒会には「伊藤を重音楽部に入れろ」という投書が山のように積み上がっている。ギターがめちゃめちゃ上手いがめちゃめちゃ自己中で、阿久津と加藤には「インギーに嫌われるタイプ」と言われている。実は子守が上手く、保育実習では異様にモテる。

阿久津との口調の差分が難しいが、こいつはどことなく尊大かつ間延びさせている。

LINEのアイコンは痩せてイケメンな時のインギー。


井上(高1)

生徒会役員。いつもニコニコしているが、ひょろりとして掴み所が無い。独特の価値観は誰にも共感されないが、全然気にしてない。また、サボり癖があり、ほとんど仕事をしてない。

LINEのアイコンはヴァーティゴの渦巻き。


葦原(高3)

元生徒会長。住川のラスボス。黙っていればモデルのような色素薄めのイケメンだが、誰よりも下ネタが好き。非常に暑がりで、上半身の衣服が常に緩い。ちなみにノーパン。

過去に重音楽部に所在していた頃、メジャーデビューを画策したレコード会社の過密スケジュールで喉を壊され、逆恨みしたバンドに重音楽部を追い出された経験がある。本人はそのことについてまったく言及していないが、本当のところはわからない。

葦原聖という名前は、そのまま「ロバートプラント」から。初期は苗字が「植木」だった。

LINEのアイコンは現在のロバートプラント。


染井(高3)

葦原の親友。スタイル抜群の美人。その陰には日々の努力があることを忘れてはいけない。

元写真部で、ライブ映像を撮ることにかけては天才的な才能を持っている。普段は生真面目な印象だが、いちどカメラを構えると葦原さえも蹴っ飛ばす。実は誰よりも逞しい心を持っていて、ちょっとやそっとのことでは動じない冷静な人。ただし、歳下の女の子と話すのは少しだけ苦手。

常識人なので登場すると安心感があるが、この子はこの子ですごい癖がある。

LINEのアイコンは自撮り。


服部(高3)

中華食堂華陽軒の一人息子。元野球部主将。気のいい先輩で、からりとした性格。新作開発に余念がないが、1/8の確率でとんでもないゲテモノを作る。

卒業後は腰の悪い父親から華陽軒を継ぐ予定。ラッシュタイム以外はひとりで店を回せるほどの実力がある。夢は華陽軒のチェーン展開。

華陽軒は小学校の頃から夏樹の小説に登場しており、初代店長はヒマラヤ山脈に雪男を探しに出て行方不明になったという設定があった。絶対使わない。

LINEのアイコンはトミーのロジャー・ダルトリー。


木津(高3)

服部のストーカー。180センチをゆうに超える身長の坊主。葦原以上によくわからない性格をしているが、葦原には敵わないらしい。

とにかく服部のいるところにはどこにでもいて、しかし仲良くしている様子でもない。1年のうち350日くらいは華陽軒で不味い不味いと言いながら飯を食う。服部のことなら何でも知っているが、服部からは無関心を貫かれている。それでもめげない。へこたれない。

LINEのアイコンはピート・タウンゼント。


春藤先生

相澤のクラスのハゲ担任。休日はバイクに乗って誰もいない場所へ行き、ひとりでジューダスプリーストを熱唱するのが趣味。書類上は重音楽部の顧問だが、相澤たちどころか本人もそのことをすっかり忘れている。割と不真面目で、割と適当。重音楽部創部の偉人である兄は現在スタジオミュージシャン。

実は年齢設定が無い。誰か計算して欲しい。


***


【ちょっとした裏話】


・作品の99%は、朝の電車の中で書いています。


・登場人物の8割にモデルがいます。すべて中学や高校の友達です。葦原みたいなぶっとんだキャラにもモデルがいます。


・よくある質問として「ミュージシャンの転生ものですか?」というのがありますが、すみません、転生ものではないです。習作『さらば!愛しのギター小僧』という小説が元になっています。


・今後怖いシーンがあります。お化けとか幽霊が出てきます。


・物語全体に仕掛けがありますが、この登場人物紹介にも仕掛けがあります。“あること”に関してほぼ言及されていないのですが、お気づきでしょうか。気付いたらこっそり教えてほしいです(とか言いつつ、もうみんな気付いてるかもなあと思います)。


・イラストなど描いて頂いてありがとうございます。実は作者が登場人物にビジュアルイメージをつけにくいタイプなので、感謝しかありません。今後も頂けたらとても喜びます。ありがとうございます。

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