護迫の刃 ―誰ガ為ニ刃ハ在ルカ―
アレセイア
第一部
あらすじ
中臣静馬は外様である東方出身の剣士であり、その剣術の腕前からウェルネス王国の騎士として働く。その腕前を認めた一人の王女、アウレリアーナは彼を自ら遊撃隊の一員に引き抜こうと画策する。
彼は慕ってくれる部下を危険に晒すことはできないと考え、それを拒む。しかし、刃を交え、対話を重ねることでアウレリアーナに徐々に惹かれつつあった。悩む静馬に、彼女は自身の覚悟を示し、彼は彼女に臣従することを決意する。
アウレリアーナの配下は精鋭ぞろいであり、治安維持を目的とした、どの指揮系統にも縛られない遊撃隊であった。静馬はそれと自身の部下を合わせ、調練を重ねることで精強な騎馬隊へと仕上げる。そこに、アウレリアーナの腹心にて密偵であるユーラから反乱の兆しがあると報告を受け、すぐさまアウレリアーナは出陣を決める。
敵対の意志を見せる民族は夜襲や騎馬戦術で立ち向かうが、静馬とアウレリアーナはそれを容易く打ち破り、密偵ユーラの暗躍もあり、彼らを降伏させた。
その数日後、隣国ハルバートを招いた首脳会談が開催。アウレリアーナの護衛として静馬も参加。そこで彼はヘカテと名乗る少女と将棋を対局する。そのヘカテの正体は、帝国の王女であり、彼女の提案した座興により、最強の武人、ロキと静馬は手合わせをすることになる。
流血の末に、静馬は勝利。彼はヘカテからの信頼と好意を前面に得る。同時に、アウレリアーナとの距離も縮まり、二人は親密になろうとしていた。
※2023/05/30非公開。改稿作業開始
護迫の刃 ―誰ガ為ニ刃ハ在ルカ― アレセイア @Aletheia5616
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