第5話 祓戸社


大きな神社や古い神社で神様の本殿の手前、参道の脇などに祓戸社というお社を見かける事があります。

が、特に詳しい説明もなく、「祓戸社」と立て札が立てられている事が多く、やもすれば、そのまま通り過ぎてしまうくらいの小さなお社です。見かけたとしても、まず、本殿にお参りに行く前にここで立ち止まる人は少ないかと思います。


実はここ、神社の中で一番最初にお参りするお社だったりします。


祓戸社は心身の穢れを祓い清めるためのお社です。

ここをお参りすることで自身の穢れを祓い落として本殿の神様にご挨拶することになります。

なので、神社にお参りに行った際に、祓戸社を見かけたら、まず、寄ってください。


出雲大社のお参り方法を調べると、祓戸社を含むお参りの手順を知る事ができます。

出雲大社のようなご利益の有名どころだと、参拝方法が多少違う事もあり、事前に調べてから参拝に行く人が多いため、ほとんどの人が祓戸社でお参りしてから本殿に向かいますが、それ以外のところだと素通りする人がほとんどではないでしょうか。

と、ここまでは自身の知識と経験から書かせてもらいました。


今回、これを書くにあたって少々調べてみると、祓戸社では祓戸大神はらえどのおおかみと呼ばれる神様がお祀りされているようです。

天津祝詞あまつのりとと呼ばれるものの中には「祓戸大神」と記載があります。小さなお社でお祀りされているのが、一柱なのか、それとも数柱なのか、それとも神様をお祀りしておらず、祓い清めるためだけのお社なのかまでは調べてませんが(笑;)。神様の前に立つ為に身を正し、清める場所である事は間違いないので、行った先で見かけたらきちんとお参りしてください。





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神社についてのひとり言 かずほ @feiryacan

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