《 八月十六日 》 5・6

               5


 八月十六日 午後十時三十分


 坂口の実家に捜索に行っていた、大和北署刑事第一課課長の星野警部達が戻ってきた。

そして、神奈川県警捜査第一課課長の佐々木警視も大和北署に到着した



 捜査本部のある会議室に全捜査員と鑑識班が、集合した。



 神奈川県警捜査第一課課長の佐々木警視が、あいさつをした

「この凶悪な事件を、解決できたのは皆が一丸となって証拠を集めて、そして一つ一つを見逃さなかった。この事件に携わったすべての捜査員と鑑識の精鋭部隊で解決した。本当にありがとう。そして、お疲れ様でした。」


 つづけて、神奈川県警捜査第一課10係係長の田辺警部が、あいさつをした

「不甲斐ない指揮のもと、皆が自分の考えのもと、何一つ見逃さない信念で、捜査に向かってくれたことに感謝している。本当にありがとうございました。」

 と、頭をさげた。




 神奈川県警捜査第一課10係安田警部補が、乾杯の音頭をとった。


 そして、ノンアルコールで、一杯を交わした。




               6


 八月十六日 午後十一時四十五分


 大和北署の副署長と佐々木警視と田辺警部が、逮捕の報告の記者会見に臨んだ


「本日、八月十六日 午後五時過ぎ。今回、神奈川県内で起きました。五件の連続射殺事件の犯人である。坂口浩介・男性・45歳・大和市在住・仕事はフリーライターを逮捕しました。明日で、つきみ野で起きた事件から一週間。次の犯行を防ぐことができました。」

 と、田辺警部が、報告した。




 その後、質疑応答がつづき、会見が終わったのは、日付が優に変わってからだった。




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る