第5話 優しくは、ない
翌日。学校。五限。
僕はいつも通り、ぼんやりと授業を受ける。視力の悪くなってきた目でぼんやりと黒板を見て、ぼんやりと解説を聞いて、ぼんやりと板書する。だけれど今日のぼんやりは何時にもましてぼんやりとしていて、具体的に例えるならば、休日に十二時間くらい寝ちゃってなんか頭が覚醒しきらなくて思考にぼんやりと靄がかかってるみたいな、そういうぼんやりだった。
理由は勿論、いろりさんだった。物部いろりさん。原因とは言わない。原因って言葉はなんか悪いニュアンスがあるから理由って言うけれど、その僕のもやもやの理由が彼女由来百パーセントなのは確実だった。
僕の席は窓際の前から三番目、彼女の席は僕の一個隣の一番前。最初の授業でクラス全員自己紹介をした後に席替えをしたので、もうあいうえおの席順ではなくなっているのだ。
そして今日登校して初めて気づいたのだけれど、僕と彼女の席は結構近い。そして問題なのが――問題というか困ったのが、彼女の方が僕より前の席だということだ。
これがどう問題なのかというと、彼女が僕の方をちらちらと見てくるのだ。ちらちら。ちらっ。ちらーり。いろんな感じに、いっぱい見てくるのだ。もうそれが気になって気になってしょうがないんだよ。
もし僕と彼女の席が逆だったら。つまり僕がいろりさんより前の席に座っていたら、こうはならないのだ。彼女がいくら僕のことを意識しようと、僕は後ろから見られているのだからそれに気づかない。
だけれどいろりさんは振り返る形で僕のことを見るものだから、いやでも僕からはその様子が視界に入ってしまう。もうほんと、まじで辞めて欲しかった。こんなにちらちらちらちらされたら、もうドキドキしない。
だけれど午後の授業にもなればその頻度も減ってきて、まあ一安心といったところだった。僕も若干慣れて気に留めなくなってきたのもある。こんなことには慣れたくなかったけれど。
「――が、どう――――って―も―――」
現代文の授業。先生の声が遠い。
だけれど、僕が集中できない理由はいろりさんのちらちらにあるのは確実だけれど、いろりさんのちらちらの原因は多少なりとも僕にあるのだ。
それは、昨日のいろりさんのお願い――「死にたい理由を探すのを手伝ってくれないかな?」――に対する答えを僕が保留にしてしまったことにある。
僕にそのお願いをして、こわばった表情で返事を待ついろりさんに対して、たっぷり間をおいてから僕がした返事は。
「……少し、考えてもいいかな?」
だって――だって、しょうがないだろう。頭真っ白だったもん。なんかもうよく分からなかったもん。
僕としては断りたかった。断るべきだった。僕は彼女に何もできないし、お願いされたところで能力も責任感もない。断りたかった。
でも――できなかった。彼女の秘密をここまで聞いてしまったという義務感と、こわばった表情で――ドキドキしたように、ダメ元で、でもどこか期待した表情で僕の返事を待ついろりさんを見て、「ごめん」と言うことは出来なかった。
だから、「断りたい」と「断れない」が混ざって保留。何とも中途半端というか――一番ダメというか――まあ、有体に言えば僕らしい返答だったけれど。
それ故彼女が僕のことをちらちら見るのは致し方ないことだった。「昨日は何であんなお願いをしてしまったんだろう」「迷惑だったよね」「今日謝らないと」。
自意識過剰かもしれないけれど、彼女のちらちらからはそんな心情が読み取れるような気がした。自意識過剰かもしれないけれど。それがまた、僕をいたたまれない気持ちにさせる。
だけど僕としてはどうすることもできないのだった。いろりさんの連絡先なんて知らないし、僕から話しかけることなんてできない。
それは恥ずかしいからとかじゃなくて、断じてそういう訳じゃなくて…………昨日のことは二人の秘密だから、公然とやり取りをする訳にもいかないだろう。
突然クラスメイト達が立ち上がる。驚いて、慌ててそれに合わせて席を立った。一体何が起こったのだろうと思ったのも一瞬、ただ単に授業が終わっただけだった。
あと一時間だ。あと一時間で今日は終わり。教科書を机の中にしまうふりでいろりさんの視線から逃れながら、僕は次の時間割を確認した。
*
「……昨日の返事なんだけど…………考えてくれた?」
放課後、僕たちは示し合わせたわけでもないのに屋上に集まっていた。ただこれは意思の疎通があったとかではなくて、ただ僕といろりさんの共通項がこの屋上しかなかったと、ただそれだけの話だ。
「うん、考えたけど……」
実は考えてない。僕の中では、昨日の時点で答えは出ていた。つまり断る。断りたい。僕の中ではそれで結論が出ていた話だった。
「座って話しましょ」
いろりさんはそう言うと、背負った通学に使っている白いリュックサックを降ろして、その中から折りたたんだシートを取り出した。ばりばりとそれを広げる。キティちゃんの、小学生の頃に遠足で女子が使っていたシートそのもの。
それを苔むした床の上に広げて、隅っこにちょこんと座った。
「どうぞ」
そう言っていろりさんはもう片側を指し示す。
「……うん」
頷いたけれど、僕はすぐには言われた通りにしなかった。いろりさんが「どうしたの?」と不思議そうに首を傾げたのを受けて、ようやく僕はためらいがちに腰を下ろした。小さなシートだったけれど、二人が座る分には申し分ないサイズだった。
「……なんか遠くない?」
「そんなこと……ないよ」
僕はお尻がシートにはみ出すギリギリのところに座っていた。だけれどこれくらいは許してほしい。これでも適正距離より大分近いのだから。
「このシート、小学生の頃に使ってたやつなんだ。昨日家でシートないかなって探したらまだ残ってて。懐かしくなって持ってきちゃったー」
少し恥ずかしそうに、どこか嬉しそうに、はにかむいろりさん。
「二幹くんはどんなシート使ってたの?」
「……ごめん。覚えてない」
だけれど、キャラクターのものは使っていなかったとは思う。僕は物心ついたことから、キャラクターのグッズを使うのが、なんだか恥ずかしくて嫌だった。
「あー、そっか」
「うん」
「あはは……」
…………。
気まずそうにいろりさんが笑った。僕も頬を引きつらせた。
「二幹くんは小学校の時の遠足はどこに行ったのかい?」
「学校からちょっと離れた……海岸、みたいなところかな」
「それって尾城海岸?」
「いや、小学生の頃は別の場所に住んでたから」
「ああ、なるほど」
再び会話が途切れる。やはり気まずそうにするいろりさん。
だけれどすぐさま、「えっと」と会話を続けようとする。
「二幹くんはその時どこに住んでたの?」
……どうして雑談を続けようとするのだろうかと僕は疑問に思った。どうして本題に入らないのだろうか。
別に僕のことについて聞かれることは嫌じゃないし、答えることに抵抗は無い。だけれど彼女は僕の昔話を聞きたい訳ではないのだろう。
「……本題に入らないの?」
「それは……」
僕の言葉に、いろりさんはぎくりと表情をこわばらせる。
「まあ……そうなんですけど…………」
おどおどと視線を泳がせて、両手の指を合わせたり離したりと落ち着きがない。いろりさんにとってその事は切り出しにくいことらしかった。
ならば、僕から言い出すしかないだろう。
「昨日のお願いの返事なんだけど。僕の返事は――」
「あのっ、昨日は、本当にごめんなさいっ!!」
いろりさんは勢い良く頭を下げる。髪の毛がばさっと重力に沿っていろりさんの肩から流れ落ちて、僕の膝あたりにわずかに触れた。
「久々に話を聞いてもらえて、それでなんか、私舞い上がっちゃって……」いろりさんは顔を上げない、どころかどんどんと下がって行って、額がシートに触れるほどになっていた。「凄い迷惑なお願いをしちゃって…………」
「い、いや。それは全然いいんだけど……」
やはり僕は優しくないのだった。僕には背負えないのだ。彼女の死を止めても死なせてあげても発生する責任を、僕には背負ってあげるだけの気概も胆力もない。
「私を死なせてくれなんて、そんなお願い、どう考えても迷惑だよね」
「…………」
確かに彼女の言う通りだ。そんなお願い、迷惑以外の何物でもないだろう。もしこれで彼女が死んでしまえば、僕は自殺教唆の罪に問われなけない。そんな現実的な危険性も秘めている。
でも、どうしてだか僕には迷惑という感想は抱けなかった。ただただ、ごめんという感じ。僕みたいな人間にはいろりさんの闇を受け止めることができないのだ。
「二幹くんも困ったよね、こんなこと急に言われて」
「それは…………否定できないけどさ」
「だよね」いろりさんは顔を上げて、へらっと笑った。「頷いたら自殺関与、断った私を見捨てた――みたいになっちゃって。ほんとにごめん」
「昨日も言ったけど、自分が弱ってる時は相手のことなんて考えなくていいんじゃないかな」
「……やっぱり二幹くんは優しいです」
「優しくないって」
甘いだけなのだ。自分にも、他人にも。
相手のためになることをせず、相手の求めていることをする。だけれど自分が一番大切だから、自分に負担がかかる選択肢は採らない。それが僕だ。
いろりさんは両手で顔を覆った。そしてそのまま数秒、手の仮面の向こうから「うん」とくぐもった声が聞こえたかと思うと、顔を隠したまま立ち上がって「ごめんね」と本日何度目かの謝罪。
「ほんとにごめん。……自分勝手だけど、昨日の私のことは忘れてください。というか私と会ったことは忘れてください。その方が、色々楽でしょ」
「楽……かどうかは分からないけど」
「楽だよ。楽です。楽じゃないですかっ」
「どうして」
「だって、絶対心配しちゃうじゃないですか、二幹くんだったら。大丈夫なのかなって、これからも考えたりしちゃうでしょ。私って言う存在が二幹くんの気苦労になっちゃうよ。二幹くん優しいから」
「優しくないよ」
「優しいよ!!」
いろりさんは声を荒げた。急な感情的な怒鳴り声に、僕は思わず目を見開いていろりさんを見た。
どうしていろりさんは昨日から何度も僕を優しい人と認定したがるのだろうか。その理由は僕には想像もつかなかった。
「二幹くんは優しいのです。私なんかの話を聞いてくれて、今日もこうして来てくれて、迷惑がった素振りも全然見せなくて……それが優しくなくてなんだっていうんですか!」
「ちょ――ちょっと落ち着いて」
「落ち着いてます!」いろりさんは顔を隠したまま続ける。「落ち着いてるけど、怒ってるの! どうして二幹くんは自分が優しいと思わないの!」
「……僕は甘いだけだから」
「甘い……?」
「うん。……僕はいろりさんにとって都合が良いことを言ってるだけだよ。いろりさんの言うことを肯定して、そうだねそうだね大丈夫だよって言ってるだけ」
「そんなこと……ないよ」
「そんなことあるんだよ。僕は人に嫌われたくないから……良くも悪くも注目されたくないから、あくまで保身として、人にやさしく――甘くしてるだけなんだよ」
僕は自分のことが嫌いだ。弱くて矮小だから。
だけれど、誰よりも、どんな存在よりも、自分のことが可愛いのだ。自分の身が大切なのだ。自覚はしている、認めたくないけれど。
だから尚更嫌いなのだ。何の個性もない癖に、とりえもない癖に、そんな自分を否定しつつも甘やかす。
だから、それを受け入れられたくない。この謝った自己愛を肯定されたくないのだ。そういうことをされると、それでいいような気がしてしまう。自分を覆うぬるま湯がいい物の様な気がしてしまう。
自分が自分に対して間違ったことをしている「自覚がある」。この「自覚がある」というのは最後の一線なのだ。
自覚があるから、大丈夫。まだ、何とかなる。きっと、どうにかなる時が来る。
自分が優しいと肯定されることは、「この甘い考えは間違っている」と指摘されることと同義なのだ。
だから、僕は優しくない。甘いだけ。甘いという自覚があって、人にも自分にも甘やかしているのだ。
「…………」
流石のいろりさんも、僕の屁理屈にうんざりしたのか口を閉ざしてしまった。
久々に感情的にものを言ったからか、頭が痛い。額を手で押さえながらふうと息を吐くと、段々と冷静になってきて、いろりさんに対する申し訳なさがこみ上げてきた。
いろりさんは相変わらず顔を隠したままで、その表情は読めない。だけれど悲しんでいるというか、僕の言葉でいくらか不快な気持ちになってしまっただろうことは明らかだった。
指の隙間から、彼女の視線を感じる。直接顔を見ている訳ではないので、僕もそれを見つめ返すことができる。
二人しかいない屋上で、キティちゃんのシートに座った男とと顔を隠した女子が見つめ合う。はたから見れば異様な光景だ。シュールささえある。だけれど当の二人はいたって真剣だった。
「……わがまま、言ってもいいですか?」
彼女がそう口を開くまで、どれくらいの時間が経ったのか僕の主観では分からなかった。それが一分だったかもしれないし、十分も経過していたかもしれない。あるいは――一時間経っていたという可能性もゼロではなかったし、一秒も過ぎていないかもしれなかった――ともかく、最初にその空気を換えたのは彼女だった。
それに対して、僕は。
「いいよ。それに僕が答えるかは、また別の話だけど」
話だけなら聞いてあげる。そして僕に被害が出ない程度なら、もしくはそれで僕の得るものが被害を上まわっていれば、受け入れてあげよう。
僕が迷惑蒙らないならいくらでも気持ち良い気分にさせてあげる。それが僕のスタンスだ。
「……ありがとうございます」
僕の素っ気ない答えに対して、いろりさんはお礼を言った。話を聞くのなんて誰でもできるのに、その程度のことでまるで僕が優しい人みたいな扱いをした。
まあ……その事に苦言を呈すことは、今はしない。またその話題をぶり返したら一生終わらなくなってしまう。
「私、辛いんです。苦しいんです。死にたくなるほど死にたくて、死ぬほど死にたくない」
いろりさんは手を外した。両手の仮面を外して、胸の前でもじもじさせた。
しばらくぶりに露わになった彼女の顔は、泣いていた――訳ではなかったが。でも、よく分からない表情をしていた。そう、よく分からなかった。
悲しんでいるような、怒っているような、緊張しているような、辟易しているような。少なくともポジティブなニュアンスの表情ではないことは確かだった。
悪い意味あいの表情のどれでもあって、しかしそれらがぐちゃぐちゃに混ざり合って、絵具で言えば真っ黒の状態になっちゃって、そのどれでもなくなってしまったような――説明している内に自分でもよく分からなくなってしまったが、そのよく分からない感じで正しいと言える、そういう表情だった。
きっと、彼女も自分の感情が分かっていないからだろう。
「死にたい。死にたいんです。死ぬのは嫌だけど、でも死にたいけど、でも死ねない。でも、でも死にたい」
だけれど、その言葉を放ち終わると彼女の感情はハッキリとした一色になった。それは悲痛だった。悲痛。心が痛んで悲しいこと。涙がボロボロと零れ、顔の筋肉が引きつって。
そして縋るようにして、僕の目を見つめた。
「助けて……ください。私を、死なせてください。もう耐えられない」
……彼女からの魂願を受け入れるということ。それは僕に対してメリットのほぼ無い行為だ。諸々の労力は勿論、人を死に導くという責任を負い、そして現実的な犯罪に問われる可能性もある。
だから、これを引き受けるとすればそれは、完璧な善意だ――いや、優しいのなら彼女の死をどうにかして止めるはず。だから情か。彼女を苦痛から解放させてあげようという、情。
それに対して僕の答えは、やはり決まっているはずだった。優しくもないし関わってちょっとのいろりさんに対して、これと言った場などないはずだった。
保身第一の僕には、そんなもの引き受ける理由がなかった。引き受けてはいけなかった。
しかし、僕の口から放たれたのは――「いいよ」。
やはり、僕は甘いのだった。自分に一番甘いけれど、他人にも勿論甘い。そういう人間だった。僕の目の前であんな困った顔をされては――弱った表情を見せられてしまっては、それを突き放すことなんて僕にはできないのだった。
そしてこの瞬間、僕は自分が「他人に甘い」という訳ではないことを悟った。ずっとそうだと思っていたから、物心ついて以来ずっと勘違いしていたことになる。
人に甘いのではなく、「甘く接することしかできない」のだった。
確かに、甘く接することは楽だった。人の為とかそういうことを考えず、ただ顔色を窺って相手の求めることを言えばいい。人づきあいが苦手な僕はそういう接し方しか知らなかったのだ。
「……本当、ですか?」
いろりさんが驚いたように目を擦って、僕を見た。自分で言っておいて、まさか僕が首を縦に振るとは思っていなかったらしい。「……いいんですか?」と涙のすっかり止まった目をして聞き返した。
「いいよ。だけど約束してほしいことがいくつかある」
「……何かな」
いろりさんは現実感がないというか、ぼんやりとした表情だった。だけれど僕はお構いなく言葉を続けた。
「死ぬときは、僕の関係ない所で勝手に死んで欲しい。僕はいろりさんの死の過程を助けるだけで、いろりさんの自殺の原因にはならない」
「もちろん。……迷惑はかけないよ」
「二つ目。僕はどうやって死まで導けばいいか分からないし、全く力にならないかもしれない。だから期待しないでほしいし、絶対に依存とかはしないで」
「……うん」
「……三つ目。僕と必要以上に仲良くならないでほしい。流石の僕も、友達が死ぬのは……嫌だから」
「…………うん」
「あと……これが最後になるかな。死に近づくにつれて、もし、万が一、死ぬのが嫌になったらすぐ辞めて欲しい。それでも死ぬのなら……笑って死んで欲しい」
「分かった……。分かったよ」
うん、うんと彼女は何度か頷いた。そしていろりさんは、僕の言葉を何度か頭の中で反復させるかのようにしばらく考え込むような素振りを見せて、そしておもむろに顔を上げた。
彼女の顔には、可愛らしい笑みが浮かんでいた。嬉しさ、じゃない。楽しさ、でもない。
ずっと留守番をしていて、寂しくて寂しくて、夜になっても親が返ってこなくて、不安で不安でずっと泣いて――それでようやっと親が返ってきた、その時に子供が浮かべる表情。それと全く同じもので、ふにゃっと笑っていた。
僕は、笑わなかった。
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