第50話 やっちゃった

顔を隠した男達が銀行に入ってきた銃を手に持って、男が大きな鞄を突き出した


「おい!この鞄に入るだけ金を出せ!」


「きゃーーーーっ!」


「嘘だろ」


「なんだよ」


「ついてない」


 客が各々言葉を述べていた、男達が銃口を職員や客達に向けてきた


「撃たれたくないだろ、分かるよな」


 リーダーらしき男が下卑た笑みを浮かべ鞄を更に突きだしてきた


「は、はい!ただいま」


 女性は鞄を受け取り言葉を述べた


「それと、客が撃たれたく無いなら、扉をロックしろ、すべてだ急げ!」


「「「は、はい」」」


 職員は慌てて全ての扉をロックし出した


「おい女」


 30代位の女性に男達の一人が言葉を述べた


「はい、なんでしょ」


「これでここに居る客と二人の職員以外はお前が縛れ」


 男は女性に結束バンドを突き出した


「え、でも」


「早く遣れ、殺されたいのか!」


「ひっ、やります、殺さないで」


 女性の声は怯えていた


「分かれば良い」


 女性が結束バンドで一人また一人と縛っていった、それを後ろから男が付いてきて監視をしていた、アクルは犯人をじーっと見ていた


 あれはどこかで見たような、何だったでしょうか、ん~~、あ、あれは銃ですね、確か危ない物だと


「あ、お前何見てるんだ、さっさとあっちに座れ」


 アクルは男達を見ていると一人の男が怒り声でアクルに言葉を述べた、すると周りの人は冷や汗や男達が逆上しないかヒヤヒヤしていた


「わかりました」


 だが、悲しいかな、アクルは気づかずに笑顔で言葉を述べた、すると客や職員は顔が引きって居た、犯人もバカに去れている要で内心腹を立てていた、アクルは笑顔の間々客や職員が集まる方に向かった


「あの子、怖く無いのか」


「変わってるな」


「なんで笑顔なんだ」


 客達はぼそぼそと言葉を述べ居た


「なんだあいつ、頭可笑しいのか」


 男の一人がぼやいていた


「あ、お邪魔します」


 よっと、ん、なんで私の事見ているんでしょか、なぜ?、それにしても、金を出せとはん?ここは銀行では、お金を出す所では


「あの」


「え、なに」


 アクルは左側に座って居る女性に声を掛けた、女性なんだろと思い言葉を述べた


「あの方は、お金を出せと述べていますが、なぜ大声を上げ危ない銃を持っているのですか、ここは銀行ですよね?受付の人に頼めば降ろせるはずなのに」


 アクルは不思議そうに言葉を述べた


「え、本気で言ってるの、あの人達は強盗よ、お金を盗む悪い人」


 女性は驚いた顔をして淡々と言葉を述べた


「あぁ、泥棒さんですか、教えて頂きありがとうございます」


 アクルは笑顔で言葉を述べた


「んー」


 アクルは人指し指を下唇に当て考えて居た


「ねぇ、ねぇ、腕だして」


 順に回り結束バンドで腕を縛り回っていた女性が申し訳なさそうにアクルに向けて言葉を述べた


「え、すみません」


 アクルは素直に両腕を出した、女性は申し訳なさそうに結束バンドでアクルの腕に着けていた


「ごめんね」


「いえ」


 アクルは笑顔で言葉を述べた



 どうしましょうか、ん~、この腕を縛っている物は取れるかな


「う、ぅん、よぃしょ、これで・・・ふっ・・・・・・とれた」


 アクルは結束バンドで縛られた腕を少しずつ力付くで解いた、アクルは自分の腕を見ながら取れたか確認して、自分の鞄から手のひらより一回り大きい弓と矢を出していた、弓はピンク色で横にすると天使の羽の要な形をしていた、矢は色は違うが全ての矢の先にハートの形をしていた、周りはアクルの行動に築かずに居た、男達が怖く皆男達を見ていた、その隙にアクルは準備していた


「うぅ、どれに」


 でも、レイヤ様は護身用に持たせてくれたものだし、だだ眠るとかの効力ですよね、どの矢にしましょうか、う~、これにしましょう



 アクルは白黒の色の矢を選び、リーダーらしき男の胸を矢で射貫いた


「よし」


 アクルは小さい声で言葉を述べた、周りは気づかずにリーダーらしき男を見て驚いていた、それは胸に小さな矢が刺さり矢の先のハートが光だした


「何だあれ、くぅ、眩しい」


「誰が射ったんだ」


「なぜ光る」


 客達は各々言葉を述べた


「あ・・・・兄貴、誰だ兄貴を殺ったのは!」


「誰だ、お前か!」


 男達がリーダーらしき男に刺さる矢を見て死んだと思い男達は言葉を述べたが、リーダーらしき男は生きているが、そこに呆然と立ち尽くして居たリーダーらしき男はいきなり目から涙を長し頬まで涙が流れていた


「あ、あ、私は・・・私は何て過ちを、うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


 リーダーらしき男は崩れ落ちる要に両膝を着き、手を地面で支えいきなり叫び出した、号泣しながら


「「「「「え」」」」」


「「「「「は」」」」」


「あ、兄貴」


「どうしたんですか」


「「「・・・・・・ボス」」」


 客達、職員達、そして仲間は、みな何が起きているのか頭が追い付いていなかった、アクルも例外ではない、アクルもまた驚いていた


「え、これはいったい」

 アクルは呆然としていた


「私は何て事を、汚れてしまった、なぜ銀行強盗などしてしまったのか、くそ!くそ!くそ!あぁ何て過ちを、皆さんすみません!私は、私は!あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


 リーダーらしき男は泣きながら地面を叩き叫び言葉を述べていた


「あ、兄貴どうしたんだよ、兄貴らしくねーよ!」


「そうだ、ボスらしくない」


「「「そうだ!そうだ!そうだ!」」」


「お前達私のせいで!すまん!お前達にこんな酷い事をさせて!私はどうやって償えば!」


 リーダーらしき男は泣きながらひたすら後悔の念に刈られ叫んでいた


「こ、こんな効果何て、でも、これからは清く正しく生きてくださいね」


 アクルは驚いていたが、リーダーらしき男の歩き出し男の前に立ち、膝を抱えて言葉を述べた


「あぁ、あぁぁ、お嬢ちゃんの優通りだ、俺はこれから真面目に生きるよ!」


「はい!」


 アクルは笑顔で言葉を述べたが男の仲間は顔が引きつって居た


「てめぇ!なに結束バンド取れてんだよ」


「え、引っ張ると取れましたよ」


 アクルは不思議そうに言葉を述べた


「くそ、だから安い奴は不良品があるってんだよ」


「いや、金使うと銀行強盗のいみないでしょ」


「そうそう」


「だよな~」


「てか、お前も最後安いのでい言っただろ!」


「そ、それは」


「とにかく問題は、そこの女でしょ」


「え」


 アクルは急に自分を指差され驚いていた


「女来い!」


「す、すみませーーーん」


 アクルは矢取りに自分の居た場所に戻り鞄事取り、走りながら矢をとり犯人の男に近づいた


「おい、待て」


「くそ」


「その女を捕まえろ」


「ダメだ、それ以上罪を課せるな!」


 リーダーらしき男は仲間に叫び言葉を述べた


「うるせぇ」


「ごめんなさーーーい!」


 アクルは矢を二人の男の胸に当てた、更に残り三人にも当てた


「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


「・・・・・・・・・・・・・・・」


「神様仏様全ての善なる者をどうか私にお慈悲を」


 男達は皆可笑しくなっていた、それを他の人は唖然としていた


「何て事を、何て事を!私は、何て事を!」


「兄貴の優通りだ、俺が間違っていた!俺は俺は」


 二人の男はリーダーらしき男と同じように泣きながら叫んでいた


「私は悪くない、私は悪くない、私は悪くない、私は悪くない、私は悪くない、私は悪くない、私は悪くない、私は悪くない、私は悪くない、私は、私が悪いのか、私が悪いのか、私が悪いのか、私が悪いのか、私が悪いのか、私が悪いのか、私が悪いのか、私が」


 一人はくどくどと体育座りをしてずっとぶつぶつ言葉を述べて居た



「あぁ、頭がスッキリする、皆さんすまない」


 笑顔で一人の男は言葉を述べ


 皆さんは唖然としていたが彼の言葉に解放去れるのではと期待していた


「皆さんには、本当にすまない事をした、だから」


 男は落ち着いて言葉を述べた


「か、開放してくれるのか」


「怖かった~」


「ほんと」


「た、助かった」


 皆穏やかな顔で言葉を述べた


 良かった、これで皆さん悪いことしないいい人になるんですね


 アクルは瞳を潤ませ、冷静な男を見ていた


「いえいえ、皆様にはそこの女一人を除いて邪魔なので、死んで頂きます」


 男は爽やかな笑みで言葉を述べた


「「「「「えーーーーーーーーーーーーーーっ!」」」」」


 皆は驚き叫んだ


「いやー、頭がスッキリして冷静に頭が働く、気分が良い」


「たすけて!」


「もう、いや!」


「なんなんだこいつら」


「殺されたくない!」


 皆は感情が乱れ荒れていた


「あ、頭がスッキリって、もしかして冷静になるんですか!、これはどうすれば、レイヤ様、まともな矢ではないです!あぁ、どおすれば」


 アクルはおろおろしていた


 すると一番最初の矢を受けた男は元に戻りいきなり叫び出した


「今の俺はなんなんだーーーーーーー!なにが悪いことだ、悪いの上等!金をだせーーー!早くしろーーー!」


「ははは、先程までは情けなく泣いていた者を」


 冷静男が言葉を述べた


「うるせぇ!金だ!銃が見えないのか、早くしろ」


「そうだな、さあ、皆殺しだ!ははははは」


 冷静男は銃を持ち皆に向けて言葉を述べた


「本当にすみませーーーん!」


 アクルは鞄から真っ白な粉を撒いた、すると皆目が虚ろになっていた、天使に関する部分だけ忘れて、アクルは羽を出し後始末の作業に終われていた


「うぅ」


 瞳を潤ませながら


「え、なにこれ」


 咲樹は家のニュースを見て驚いていた、そこにはアクルが映っているからだそして犯人達の発狂とも言える声が外の報道人に全て聞こえていた、そしてカメラを透視全世界に音声が流れていた


「レイヤ様ーーー!」


 アクルは天を仰いでいた



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