報告

ご報告—電子書籍化計画—

 皆様、お久しぶりでございます。海崎です。〝あとがき〟から来られた読者様、『魔女ノ旅行記(旧題:魔法使いと植物図鑑 ーThe Mage and Magic arts Tree bookー)』をここまで読んでくださり本当にありがとうございます。久しぶりに来られた読者様、長らく更新が滞ってしまいまして申し訳ありません。初めて来られた新規様、閲覧していただきありがとうございます。本日は、ご報告がありましてこの場所を借りさせていただきました。


 ご報告ともったいぶった言い方をしてはいますが、タイトルが全てです。タイトルでご説明した通り、『魔女ノ旅行記』は電子書籍にて配信を行うことを

 決定したという言葉の通り、これは出版社を通してのものではありません。私が自分の考えの元配信を決定いたしました。形式上は、同人誌もしくは個人出版という扱いになると思います。


 実は、電子書籍(同人誌)として配信を行うという考えは執筆当初から頭の片隅にはありました。しかし、それはあくまで冗談の部類に入るものでした。大きくなったら海賊王になりたいというものと同等の、冗談じみたものでした。


 しかし今年、色々なことが私の周りで起こりました。もちろん、うれしいこともありました。しかし、それ以上に、精神的におかしくなってしまいそうなこともありました。詳細は伏せます。そんな日々の中で、気が付くと、精神が必要以上に摩耗していることに気が付きました。


 構想から執筆までの約2年半、この時間が、何の形としても残っていないことに恐怖を感じました。もちろん、読者の皆様の温かいご感想はこのサイト上に残っています。しかし、自分がゼロから作り上げたこの物語を紡いだ時間が、人生が、何物とも形容することができないあやふやなものであるという事実が恐ろしく、そして強烈にもったいないと感じるようになってしまったのです。


 この時間が、幻ではないと確証を得たい。何か、形として残るようなものにしたい。それが酷評であったとしても。


 子供じみた理由です。頑張ったのに何もないのはおかしいという、あまりにも幼い衝動です。ですが、その想いこそが、ここまで物語を紡ぎ続けられた原動力のひとつでもあるのです。


 現在、友人に編集として加わっていただき、プロットレベルからの改稿作業が進んでいます。改稿プロットは、すでに制作が完了しております。いまは、本編を執筆中です。


 書き直しとなった本編は、このウェブサイト上の物語からは大きく変わったものとなっております。リーナの過去、魔法世界のこと。それらをより膨らませ、大まかなストーリーテリングはともかく、その本質はもはや別物ともいえる物語へと育ち始めています。題名が変わったのはそれ故です。旧題はこの物語を表すにはあまりにもズレてしまっている。根本の部分があやふやであったこの物語は、文字通り『魔女が書いた旅行記』という折れない芯が入りました。


 小説としてもボリュームは、いま現在の状況からすると元よりも大きく膨らんだものになると思われます。語らないという部分をできるだけなくすために、展開を詰め込みまくっています。そのため、完成がいつになるというご報告はこの場ではできません。また、どのプラットホームでの配信になるかも現時点ではお話しできません。お許しください。ただし、笑われるほど本気で創り上げたものです。その点は、この場をお借りして明言させていただきます。


 長くなってしまいましたが、これにてご報告・決意表明とさせていただきます。完成がいつになるかはわかりませんが、進展がありましたらまたお知らせさせていただきます。



 皆様が、新しく生まれ変わる物語を応援してくれることを願って。

 2021.02.03 海崎 翔太


 


 

 

 

 

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『魔女ノ旅行記 ーPlatinum Artsー』旧題:魔法使いと植物図鑑 ーThe Mage and Magic arts Tree bookー 海崎 翔太 / 紅(クレナイ) @Kurenai_

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