春紀君に拾ったアイテムを見せる  選択章

私は以前拾った写真を鞄から出し春紀君に見せる。

春紀君は辺りをキョロキョロしている。

茶色いサングラスを春紀君は取るとじっとこっちを見ている。

「あのね僕ね」

春紀君がだんだん私の方に顔を近づけて来たので、私は心臓の

音が聞こえてしまわないか心配になるくらいドキドキしていた。

春紀君は右手を私の顔の辺りに近づけ。


思わず両目を閉じる。


「菜月ちゃんはいっ」


目を開けよく見と春紀君の右手には葉っぱが。


「菜月ちゃんの頭に着いていたよっ」


春紀君は再び茶色いサングラスを掛ける。

「はっ春紀君これっ」


春紀君に持って居た写真を見せる。


春紀君は私から写真を受けとると?の顔をした。


「菜月ちゃん何これっ?」

「えっ?春紀君のでは無かったの?」

「僕わから無いよ?どうしたの?この写真」


「春紀君が前に座って居場所に落ちて居たから春紀君のだと

思っていたけど違って居たのかなっ?」


「ごめんねっ僕わからない」


春紀君は、本当に知らなさそう。只春紀君の小さい頃に似ていた気がした

のは私の間違いだったのか謎も残る。



「菜月ちゃんって他に誰か好きな子が居るの?

あねっ僕ねっ」


「春紀?ここに居たの?そろそろ行かないと」


佑弥君が走って春紀君の右手を掴むと、連れて行こうとする。


「もうそんな時間?ごめんねっ菜月ちゃんもう少し一緒に居たかったけど

またねっ」


春紀君は佑弥君と一緒に何処かに行ってしまった。


     10 


このまま進んで下さい。



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