祐弥君は気にならない (選択章)

私はみゅうなさんに気にならない事を告げると。

みゅうなさんは祐弥君の事が気になるのかここは

私に任せてと走って祐弥君の元に。

かばんの中にはハーモニカを持って居たけど

渡しそびれてしまった。

又もしかしたら渡せる時があるかも知れないと思い

学園の校舎の方をとぼとぼと歩いていた。


ガサッ


何か木の辺りで音がしていて、私は気になり近寄る。

そこに居たのは、春紀君、春紀君はその場に座り込む様に

ぶるぶる震えて恐怖体験でもしていたかの様にうつむいていた。

私は気になって思わず声をかける。


「はっ春紀君?どっどうしたの?こんな所で」


  


「なっ菜月ちゃん!ぼっ僕!」


何かを言いかけたけど春紀君は何か言えるような状況では無いのか

立ち上がり。


「ごっごめんね!」


っと走り去ってしまった。

木の辺りを見ると一枚の写真が落ちていた。

恐らく小さい頃に撮ったと思える。

小学生の低学年くらいの時の写真よく見ると

小さい頃の湧麻君に似ている気がした。


春紀君の物かわからなかったけど、もしかしたらそうかも知れないと思い

拾う事にした。


 







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