死して屍拾うものマミ 悶え死にます先生!

書き出し部分から野球の2番打者の例えですんなり主人公の内面を紹介しています。
ダイレクトに伝えるより読者の頭にすんなりと主人公が入ってきます。

シーンや人物紹介も本当にお上手で流石と思いました。
読者の想像力をコントロールする技術が素晴らしく、どの部分も勉強させて頂きました。

思春期幼馴染両片想いという出だしが、心の汚い大人の私には眩しく甘酸っぱく、悶える展開が続きます。
まるで思春期に戻る魔法をかけられた様に。

悶え死にそうになりながら読み進めるも、文体は穏やかで読みやすく、情景がふわっと頭の中に流れ込んできます。

楽しく読ませて頂きました!