四章 ファミリーエンブレムー2

 2



 翌日は、アン・アトキンスの葬式。

 月では地球より土地がかぎられている。

 墓地や納骨堂に活用できるスペースはない。

 居住空間と生産空間で、いっぱいいっぱいだ。


 だから、多くの人は、森林葬と言って、森のなかの共同墓地に埋葬される。墓碑もなく、樹木を育てるための栄養分として、下地にされるのだ。


 月面開拓時代からの名残の風習だ。


 しかし、アトキンス家ほどの金持ちは違う。

 敷地内に親族のための納骨堂があった。


 タクミは故人のことは、あまり知らない。

 上層意識の強いアトキンス家の人々にまざっているのは、気分のいいものではなかったが、これは延期されたパーティーにかわる、いい機会だ。


 今や、もっとも濃厚な容疑者は、アルバートジュニアだが、ダイアナの命を狙っているのは別人の可能性もある。バルコニーの密談者たちをしぼっておくのも重要な仕事だ。


 アトキンス家の一同が会する葬儀は、調査に、うってつけだ。


 ユーベルが葬式はキライというので、タクミ一人で参列した。


 ユーベルはエンパシーが強すぎるので、こういう席はツライのだ。タクミも得意じゃない。


 人の死に直面したとき、人間は思いがけなく、みにくい本心を露呈ろていすることがある。

 エンパシストは、それを感知してしまう。


 ユーベルを邸内に残し、裏庭にある納骨堂のまわりを、親族にまじって、ぶらつく。

 歩きながら、かるいエンパシーで、周囲に人たちの脳波をさぐった。


 幸いにも、この日は、さほど、おののくような本音は聞こえてこなかった。


 もともと、アン・アトキンスという女性が、人から憎まれるような人柄ではなかったらしい。

 気の弱い優柔不断な性格で、男に対して、ちょっと、だらしないところもあったが、だからと言って悪人ではない。


 そんなアン・アトキンスが、なぜ、殺されたのか?

 それは参列者たちにも疑問のようだ。

 みんな、戸惑いをかくせない。



 ——おかしい。いったい、何が、どうなってるんだ? やっぱり、オリビエに命じた、あのことのせいか?



 棺おけをかついで歩く男たちのなかから、その“声”が聞こえてきた。見れば……。


(なんだ。アルフレッド・アトキンスじゃないか。アンソニーの長男。いかにもだな)


 まちがいない。この脳波だ。バルコニーで聞いた会話をかわしていたうちの一人。

 オリビエをそそのかして、ダイアナをおそわせようとした首謀者だ。


 しかし、どうやら、そこまでだ。

 オリビエが殺されてからあとのことには、アルフレッド自身が、うろたえている。


(そうか。毒針も、アルフレッドじゃないのか。いよいよ、アルバートジュニアの嫌疑が濃くなるな)


 葬式で得られた情報は、それだけだ。


 残念ながら、屋敷の管理人のアルバートジュニアは、冠婚葬祭では多忙をきわめる。葬儀の場には顔をださなかった。


(これだけ大勢の住む屋敷をきりもりするのって、有能じゃないとできないんだろうな。なんで、アルバートジュニアは、その能力で、ほかの仕事につかないんだろう? それとも、この屋敷にいることじたいに意味があるんだろうか?)


 遺体が納骨堂におさめられ、遺族たちは次々と、なかへ入っていく。


 さすがに無関係の自分が納骨堂のなかまで入るのは失礼だろうと思い、タクミは、ひと足さきに屋敷へ帰った。


 客間に帰ったが、ユーベルの出迎えがない。

 続き部屋のなかをのぞくと、筆記ボードに伝言が残してあった。



 テキストをとりに行ってくる。すぐに帰るから。



 一人で実家へ帰ってしまったらしい。


 まったく、どうして家族のこととなると、こう意固地なのだろうか。家族と気まずいから、いっしょに来てと言えばいいのに。


 いちおう、タクミに迷惑をかけてはいけないと考えてのことらしい。


 しかし、そんなのは気にしなくていいから、人前で誤解を受ける言動をすることのほうをやめてもらいたい。


 心配なので、タクミはあとを追った。また、兄と言いあいになったら大変だ。


 途中でタクシーを呼んで急いだが、デュランヴィリエ家についたときには、入れかわりで、ユーベルは出ていったあとだった。


「ユーベルなら、ついさっき出ていきましたよ。お茶を飲んでいってとさそったのに、返事もしないで」と、ため息まじりに、ギャランスが言った。


「そうですか。おじゃましました」


 立ち去ろうとするタクミを、ギャランスが呼びとめる。

「待ってください。ユーベルのことで、話があるんです」


 まあ、家を出ていったのならユーベルはまっすぐアトキンス邸へ向かうだろう。ユーベルだって、もう二さいの幼児ではない。お茶を飲む時間くらいなら、一人にしておいてもいいだろう。


 それに、タクミも一度はユーベルの家族と話しておきたい。それには母親のギャランスが最適だ。


 キッチンに通され、シナモンティーとパウンドケーキを出される。

 でも、茶席のしたくをするギャランスの瞳は、どこか、うつろだ。


「わたし、もう、どうしていいかわからないんです。エドワールはユーベルを呼びもどすべきではなかったと言うし、ユーベルはあのとおり、わたしたちに無関心だし。わたしたちが家族として暮らすことは、ムリなんでしょうか」


「率直に言わせてもらうと、ユーベルを呼びもどすのが、少し早すぎました。この家は、ユーベルを迎え入れるには準備不足でした。

 ユーベルは言ってみれば、重病人なんです。家族の全員が、自分の生活の半分を、ユーベルにささげるつもりでないと、受け入れることはできません。

 ユーベルは肉体的には健康ですけどね。だから、よけいに難しい。一見、どこも悪く見えない人のために自分の生活を犠牲にしろと言われても、若いエドワールさんやマリエールさんは納得できませんよ」


「あの子たちに思いやりがないせいだと?」


「そうじゃないです。僕は、この家の誰かを責めてるわけじゃない。エドワールさんやマリエールさんには、彼らの幸福を追求する権利がある。

 ただ、僕はユーベルの主治医ですから、第一にユーベルのためを考えます。ユーベルは、この家を出るべきです。ユーベルに一人暮らしはできないから、とうぶんは僕と同居することになるでしょう。

 そのうちにユーベルも社会性を身につけていくでしょうから、家族とも大人の関係を築けるようになると思います。それまで、ユーベルを僕にあずけてください。ご主人とも相談いただいて、了承していただきたいのですが」


 ギャランスの瞳に涙がにじんでくる。

 ギャランスは、さめざめと泣いた。


「あの子をまた、わたしたちから、とりあげるのね」


 ギャランスの脳裏に、あどけない子どもの笑顔が浮かぶ。二さいの、さらわれる前のユーベル。むじゃきだったころの、ユーベル。


 ギャランスにとって、ユーベルは永遠に二さいの子どもなのだ。


「ギャランスさん。悲しいことだけど、失われた時間は、とりもどせません。ユーベルは自分の身に起きたツライ現実を克服して、自力で生きていかなければならないんです。過去の感傷にひたるより、ユーベルの今を見つめてあげてください。それができるのは、母親のあなたより他にいないんですよ」


「わたしは、どうしたらいいの?」


「ユーベルが家族と向きあえるようになるまで、気長に待ってあげてください。ユーベルが傷つくんじゃないかと恐れる必要も、助けてあげられなかったことを悔やむ必要もありません。

 ただ、いつまででも待って、ユーベルがふりかえったときに、ほほえんでもらえたら、それでいいんです。ユーベルが求めてるのは、悔恨でもなければ、懺悔ざんげでもない。安心できる居場所なんだ」


 ブラウスのそでで鼻水をぬぐっていたギャランスは、やがて納得いったような、静かな声で言った。


「わたし、急ぎすぎていたのね。離れていたあいだの十四年を、今すぐ、とりもどしたくて。それがユーベルにも、エドワールたちにも負担だったんですね」


「ユーベルは家族がどんなものかすら知らないんです。とにかく時間がかかると心得ていてください。大丈夫です。なんと言っても、ユーベルはエンパシストだから、ギャランスさんの愛情は、ちゃんと感じていると思いますよ」


 あとは、エドワールだなと思う。


 こういうケースでは、患者本人のケアとともに、医者が家族一人ずつの意思を把握はあくし、患者との橋渡しになることが重要だ。


「じゃ、そういう方向で。僕もユーベルの意向を確認しておきますので」


 ギャランスと別れて、アトキンス邸へもどった。


 ほんとは門のなかまで、タクシーで乗りつけるつもりだった。が、門前で二人の男が話している。二人がジャマで、開門のセンサーに手がとどかない。


 しょうがないので、タクミは二人の手前でタクシーをおりた。


 一人は見たことのない男だ。

 若いのか年寄りなのか、わかりづらい。

 ディアナシティーは初冬だというのに、デニム地のベストとジーンズ。ベストの下に着古したTシャツ一枚だ。


 顔はヒゲだらけで、むさくるしい。

 大きな旅行カバンを持っているので、旅行者だろう。


 不審な男と話しているのは、茶色い巻き毛のアルバートジュニアだ。やはり、双子の弟の息子なだけあって、アンソニーの息子と言ってもおかしくないくらい、よく似ている。


 アルバートジュニアは、折しも怪しい旅行者から、何かを受けとっていた。


 そういえば、以前も今のように、アルバートジュニアが人と物品の受け渡しをしているところを見たことがある。


 あのときは、アルバートジュニアからダイアナへと物が渡されていた。あれは、きっと、アルバートの遺品を借りていたのだろうと、今なら、わかる。


 アンソニーのことをアルバートではないかと、ダイアナは疑っていた。


 あの前日、当人の愛用していたものを身につけていれば、他者のエンパシーからの防御に役立つと、タクミと話したからだ。


「お帰りなさい。たったいま、おつれのかたも帰ったところですよ」


 タクシーからおりてきたタクミを見て、アルバートジュニアのほうから声をかけてきた。


 不審な男は、それを機に立ち去っていく。

 背中をいちべつして、タクミはアルバートジュニアに向きなおった。


「入れ違いになってしまったんですよ」

「お茶でも用意させましょうか?」


「いえ。今日はお忙しいでしょうし、僕たちのことは、おかまいなく。それより、さっきの人、どなたですか? 旅行者みたいでしたが」


 アルバートは門をひらきながら、落ちついた表情で答えた。


「アンソニー伯父の昔の知りあいだそうです。葬式で忙しいと言うと、伝言をたのまれました」

「多いんでしょうね。アトキンス氏と知己になりたいお客さん」


「それは、まあ、伯父ほどの人になるとね。ふだんなら、とりあないんですが、今の人は、以前、伯父から名前を聞いたことがあったので。なんでも火星から帰ってきたばっかりだそうですよ」


「なんだ。アンソニーさんの知りあいか。お屋敷のなかで、いろいろあったから、怪しい人かと思いました」


 言いながら、アルバートのようすを見るが、まったく動揺はない。それが、ただのポーカーフェイスなのか、真実、やましいことがないせいなのかは、一見しただけではわからない。


 アルバートジュニアは殺人事件の容疑者だ。エンパシーで心中をさぐっても法にふれない。


 だが、そう思って、あらためて見ると、アルバートの耳には目立たないシルバーのピアスがつけられていた。ESP制御ピアスだ。


 アルバートジュニアの心を読むことはできない。


「アルバートさんは、エスパーなんですか? そのピアス。超能力者の友達がしてるのと似てますね」


 アルバートはおだやかに笑う。

 この人、話してみると、感じがいい。


「私はデザイナーズ・ベイビーなんです。もっとも、今の若い人たちのような強い力はありません。ESP協会の検定では、Cランクだそうです。力が不安定なので、いつも、これをつけてなくちゃならない」


 遺伝子情報をデザインされて生まれる子どもたちに、ESP能力を組みこむようになったのは、五、六十年前からだ。


 アルバートジュニアの実年齢は、たしか見ためと同じだった。なので、四十さい前後。ゲノム編集実験の初期の子どもだったと思われる。Cランクなら妥当だ。


 しかし、たとえ、Cランクでも、エンパシストなら、彼には父と伯父の違いが、目で見るよりハッキリ判別できただろう。


 アルバートジュニアは二人の脳波を知ってるから、一瞬で見分けはついたはずだ。


(アルバートジュニア犯人説に、有利な材料、ひとつ追加だな)


 そこで玄関についてしまった。

 アルバートジュニアは、あわただしく屋敷に入っていく。


 邸内には、いつもの午後より人の気配が多い。

 納骨堂から帰ってきた人々が、食堂に集まっているようだ。のぞいてみると、ビュッフェスタイルのアフターヌーンティーの最中だ。


 タクミは、チョロチョロと、なかにまぎれこんでいって、二人ぶんの軽食をちょろまかした。サンドイッチにスコーン。たっぷりミルクのミルクティー。


 戦利品をもって二階の客室へ向かっていると、うしろから声をかけられた。


「トウドウさん。こんにちは」

 ミラー刑事だ。


「こんちは。来てたんですか」

「担当刑事として、お悔やみに。帰るところだったんだが、あなたを見かけたものだから」


 あいかわらず視線をずらして、タクミの持つトレーをながめている。あたたかい湯気をあげる紅茶に、毒でも入ってるんじゃないかと疑うような目で。

 せっかく、某死神ノートの魅上みたいな、超ハンサムなのに。


「ホスピタルの院長から連絡がありましたよ」と、ミラー刑事は言う。

「アトキンス夫人のアリバイについて証言してくれました。あなたのおかげですね。それについては礼を述べます」


「いや、それほどでも」


「多少、歯に衣を着せたような証言ですがね。時間の点では確実のようですから、まあいいでしょう。

 その他の捜査状況は、はかばかしくありません。当日の一時前から一時半までの時間のアリバイを、屋敷の全員、調べました。

 ですが、明確なアリバイのある人間は、いたって少ない。学校通いの未成年者以外は、ほぼ皆無ですね。

 会社の重役室で一人で仕事していたとか、邸内で子守をしながら、うたたねしていたとか。逆に使用人は二人以上で仕事をしているため、ほとんど全員にアリバイがありました」


「つまり、ほぼ家族の犯行に違いないけど、誰とは断定できないという状況なわけですね」

「残念ながら」


「しかたないですよね。こう広いと、たいていは一人ているんだろうから。アルバート・アトキンスさんは、どうですか?」


「アルバートジュニアですか? アンソニー・アトキンス氏の甥の? ありませんよ。彼が怪しいんですか?」

「いえ。さっき、そこで会ったので、なんとなく。他意はないです」


 刑事に告げるには証拠が不充分だ。

 アルバートが犯人だという確信が、もう少し欲しい。


「わかりました。また何かわかったら、知らせますよ」と言って、タクミはミラー刑事と別れた。


(ほんとはなぁ。オシリスの言ってたことも気になってるんだよなぁ。ダイアナの過去をしらべてみろって)


 しらべるとなると、ダイアナの身内に会わなければならない。


 幸い、タクミたちはダイアナの遠縁ということになっている。それらしくふるまうために、少し詳しく教えてほしいと言えば、ダイアナに怪しまれることなく、親戚の名前を聞きだすことはできるだろう。


 ダイアナをだますようで心苦しいが、誰にも悟られてはならないと言っていたオシリスの言葉は遵守じゅんしゅしたほうがいい。そういう直感がある。


「ユーベル。お茶、もってきたよ」


 片手にトレーを持ち、片手でドアをあける。


 ユーベルはタクミのベッドにころがって、タクミのマンガを読んでいた。年間購読の電子ペーパー配信の雑誌だ。ボタン一つで世界数カ国語に翻訳される。


 こういうところは、年そうおうで、可愛い。


 タクミはトレーをテーブルの上に置きながら話しかけた。


「今月の復刻マンガ、読んだ? 『北◯の拳』なんだよ。なつかしいなぁ。子どものころ、兄ちゃんたちと、よく遊んだよ。僕なんか、いっつも『ひでぶ』とか、『あべし』とか言う役なんだ。一回でいいから、『おまえはもう死んでいる』って言ってみたかったなぁ」


「おれは、こんな痛そうな役、どっちもヤダ。ユリアくらいなら、やってもいい」

「うちじゃユリアは妹の役だったよ」


 タクミのさしだすサンドイッチに、ユーベルは、サッと手をのばす。


「末っ子じゃなかったの?」

「僕が七さいのとき、妹が養女になったんだよ。だから、男四人、女一人の五人兄妹」


 ユーベルは興味ないらしい。

 というより、マンガに夢中になっている。

 みるまにサンドイッチをたいらげる。


 タクミはユーベルの好きなカシスジャムをスコーンにぬった。それをさしだしながら、さりげなく切りだす。


「さっき、君の伝言を見て、あとを追ったんだよ。君のお母さんと話してきた。君は家族の家をでて、しばらく、僕と同居することになると思う」


 めったにないことだが、ユーベルは目を輝かせた。


「ほんと?」

「うん。くわしいことは、君のご両親と相談して——」


 言いかけるタクミの首に、ユーベルがとびついてきた。カシスジャムたっぷりのスコーンがベッドの上に落ちる。


 それを見て、タクミは「ギャアア」と悲鳴をあげた。しかも、悲鳴をあげた口に、ユーベルが吸いついてくる。さらに、もう一回、悲鳴をあげる。


「やーめーてぇー。たーすけてぇー」

「なんでイヤがるの? 恋人になってくれるんでしょ?」

「ちがーう。それは、ちがーう」

「いっしょに住むんでしょ?」

「ウィ」

「だから、恋人でしょ?」

「ノン!」


 ユーベルは憤然ふんぜんとした。

「どう違うの?」


 やっとのこと、ユーベルの下をはいだして(いつのまにか、ベッドに押したおされていた)、タクミは、ほっと息をつく。


「僕は同居するって言ったんであって、同棲するわけじゃないよ。ルームメイト! ただのルームシェア!」


 ユーベルは恨みがましげな目で、タクミをにらんだ。

「タクミのバカッ!」

 まくらをなげて、ろうかへ、とびだしていく。


「ちょ、ちょっと。それはないんじゃないの? 僕のセカンドキス、返してくれよ」


 喜ぶと思ったのに、なんで怒るんだろう?


 タクミは枕に、うつぶせた。

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